うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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発達障害特性

学校でなにかあったらどうしよう?不安と睡眠障害と行きしぶり

息子は自閉症スペクトラムを持つ小学4年生。(正式な息子の診断名は広汎性発達障害) とても不安が強く過敏で疲れやすい子で、支援学級に在籍しています。小学2年から学校に行き渋りがはじまり、朝はいつもどおり起きてもなかなか学校に行けず、ほぼ毎日2時…

大きくなるにつれ難しくなる子。子供たちの近況とわが家の受けている合理的配慮

発達障害の診断がついてから約8年、現在娘は小学6年、息子は小学4年になりました。 子供たちも少しずつ成長し様々な変化がありました。現在うちが受けている学校からの配慮と子供たちの近況をざっくりとまとめてみました。 学校では順調に適応している娘 A…

得意を伸ばす?苦手を克服させる?子供の凸凹に親ができること

発達障害児を育てていると「子供の得意を伸ばそう!」みたいなお話はちょこちょこ耳にすると思います。 でもそれってどうなの?実質社会に出ると得意よりも苦手なことを克服する必要があるんじゃないの?という話を成人当事者の方がおっしゃっているのを目に…

「先生の声が聞き取れない」 聴覚過敏とカクテルパーティー効果

「クラスの子がしゃべっていると先生の声が聞きとれない」 小学3年の息子が教えてくれました。息子は国語と算数は支援学級、後は交流学級である普通学級で授業を受けています。 元々、特定の音を嫌がり耳ふさぎをしたり、耐えられなくなって外に飛び出すこ…

合理的配慮は「ずるい」のか 

合理的配慮に関する私の記事にこのようなコメントをいただきました。 同じクラスに障害者のお子さんがいます。 特別学級もありますが、 全く学習にはついていけなくても クラスには在籍させたい(お母様のご希望で) と聞きました。 合理的配慮で付き添いの先…

「うちの子は発達障害じゃなくてよかったです」

しばらく前にこのような意味のコメントをいただきました。 正確には「私の子どもたちは、みな、健常で本当に良かったです。 」とだけ書かれていました。 最初は(はぁ?けんか売ってんの?)って一日くらい爆発してツイッターに愚痴をぶちまけていましたが、…

ありがとうを伝えたい!私たちの想いを聞いてください 世界自閉症啓発デーコラボ2016ツイート集

発達障害をもつ私たちはあなたの近くで暮らしています。 障害があるようには見えないけども苦手なことがたくさんあって、困っています。そしてあなたを困らせているかもしれません。 私たちの想いを知っていただくことで、お互いに過ごしやすい環境を作るこ…

あなたの周りにも困っている人いませんか?みんなの世界自閉症啓発デーコラボ2016!ブログ編

どうしてできないの?どうして伝わらないの?周りの人にそんなもやもやを抱えていることはありませんか? みなさんも困っている、でもその人も困っている。 もしかして、発達障害などの認知や感覚の違いがあるのかもしれません。発達障害と正式に診断されて…

私たちはあなたの身近で生きています。世界自閉症啓発デーに寄せて

私の子供たちふたりは「発達障害」と診断を受けています。 発達障害は生まれつきの特性により得意なことと苦手なことの差が大きく、感覚などの違いをもつために日常生活に困難を抱える障害です。「発達しない障害」ではなく、発達のスピードに凸凹があり興味…

もうすぐ!自閉症啓発デーコラボ企画のわかりやすい参加方法

今年もまもなく世界自閉症啓発デー&発達障害啓発週間です。 昨年もみなさまのご協力で行った自閉症啓発デーコラボ企画、今年もやります! nanaio.hatenablog.com 先日こちらの記事でお知らせしたものをまうどんさん(id:mauzounさん)がわかりやすいイラス…

リスパダールと不安の強い息子 自閉症スペクトラム児の薬物療法

息子はとても不安の強い子です。受動型といわれるタイプで大人しく自分からトラブルを起こすことはめったにありません。 自閉症スペクトラムの特性である社会性やコミュニケーションやこだわりなどの問題は持っていますが、困っていても周りに迷惑をかけない…

今年もやります!世界自閉症啓発デーコラボ企画参加者募集!

4月2日は国連の定めた世界自閉症啓発デーです。 昨年の自閉症啓発デーでは啓発記事のコラボを企画したくさんのブロガーの方々にご参加いただきました。 nanaio.hatenablog.com 昨年の経験を踏まえ、今年はテーマを設けさせていただきブログだけでなくツイ…

家庭でもできる感覚過敏・鈍磨の傾向を知るためのツール  日本感覚インベントリー

聴覚過敏、触覚過敏など、発達障害にともないさまざまな感覚の受けとり方に偏りがある場合があります。 感覚の違いは日常生活にさまざまな困難をもたらすことがあります。 集団の中でじっとしていられないのにも、聴覚が過敏で音に耐えられなかったり、前庭…

発達性協調運動障害 トレーニングと配慮と工夫

前記事の続きです。 今回は発達性協調運動障害(DCD)にどう対応していくかについて考えたいと思います。 nanaio.hatenablog.com うちの子供たちは今まで作業療法やグループ療育、通級指導教室を通じてさまざまなトレーニングを受けてきましたが、主に運動障…

発達性協調運動障害 不器用な理由はこれだった

多動でとにかく活発に動き回る娘。運動は得意なんだろうなぁと思っていました。お風呂でもイルカのようにもぐってぐるぐる暴れるし泳ぎも得意だろうと。ところが小学校に入ってみると体育の成績がいまひとつ芳しくない。泳げない。アレ? 他にも蝶結びがなか…

発達障害かも?子供の発達が気になったらどこに相談したらいい?

子供の発達が気になる、発達障害かもしれない。 そんな不安を抱えてこのブログにこられる方も多いと思います。 私自身も疑問を持ちながら検診で相談しても問題ないといわれ、なかなか専門機関へ繋がることができず途方にくれていました。 コメントで専門医を…

オキシトシンによる自閉症治療をどう考える?

近年、自閉症スペクトラムの特性のひとつであるコミュニケーション障害の改善に効果があるといわれている「オキシトシン」による治療が注目されています。 2015年9月4日に東京大学付属病院よりプレス発表がありました。 オキシトシン経鼻剤連日投与による…

ディスレクシア・学習障害支援 勉強嫌いは見え方の違いかも?実践的なサポート例をご紹介します!

お子さんの学習につまづきが見られる、もしかしたらお子さんの見え方や認知の仕方が違うのかもしれません。 視力にも知的にも問題がなくても見え方、その認知によって上手に認識できない、全く読めないわけではないのに読みにくい。そういったことから学習に…

発達障害は「治る」のか

前記事に質問のコメントをいただきました。 私と同じく発達障害を持つお子さんを育ててらっしゃる保護者の方からです。 質問の文章からだと細かい部分はわかりませんが、ここで引用の上、お返事をさせて頂きたいと思います。 あくまでその質問の内容から私が…

発達障害当事者さんの強いメッセージと理想のお母さま

今日は私が素晴らしいと思ったある方のブログを紹介します。 私のブログは私と同じく発達障害児を持つ保護者の方が読まれている場合が多いようですので、是非多くの方の参考にしていただけたらと思いました。 アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害、強迫…

テンプル・グランディンさんから学んだこと「こだわりを生かす」生き方

昨夜、NHKの「スーパープレゼンテーション」という番組でテンプル・グランディンさんのTED講演が放送されました。 テンプル・グランディンさんはアメリカの動物学者であり、自閉症を持ちながら画期的な家畜施設を設計し成功を収めた方です。 このグラ…

娘を苦しめる自他境界の問題。

自閉症スペクトラムの特性に自分と他人との境界があいまいであると言う問題があります。 うちの子供達にもその特性ははっきりとみられます。 息子の場合は会話の中で出てくるものだけですが、娘の場合、行動にも出ています。 会話の中に見られる自他境界の問…

不安の強い子

自閉症スペクトラムの息子は受動型と呼ばれるタイプです。 大人しく指示通りに動くので迷惑をかけたり人の手を煩わせるようなことはほぼありません。 しかし指示が具体的でないと理解しにくい、困ったことがあっても人に助けを求めることが難しい、緘黙傾向…

負けるとかんしゃくを起こす うちの一番病対策

ツイッターで話題になっていた「ゲームで負けてかんしゃくを起こす子への対策」 かんしゃくを起こした後の対策ではなく、かんしゃくを起こさない為の工夫がわかりやすく書かれていました。 <a href="http://togetter.com…

「本人が困っていないなら障害ではない」に感じるもやもや

「発達障害特性を持っていても生き辛さを抱えていなければ障害とは言わない」 このような話がツイッターのタイムラインに流れてきました。 許可をいただきましたのでツイートを引用させていただきます。 ご案内の通り新しいDSMでは自閉症、アスペルガー症候…

自閉症スペクトラムのこだわり、その理由と対応

自閉症スペクトラムのこだわりとは 自閉症スペクトラムの特性としてコミュニケーションの困難、 社会性の困難、想像力の困難の3つがよくあげられます。 三つ組みの特性と呼ばれるものです。 この中の想像力の困難から予測がつかないことへの不安が強く、 そ…

偏食は矯正すべきか否か

発達障害を持つお子さんに偏食があることは多いようです。 味覚過敏を持つ場合も多いでしょうしこだわりなどもあるようです。 昨今では食育が大切とよく言われており このままでは栄養が偏ってしまうのではないだろうか、 給食で困るのではないだろうかと心…

感情の自覚に時差が生じる理由について考えてみた

前回の記事で自分の感情にその場で気付きにくいという話を書いたのですが、 その記事についてこのようなリプライをいただきました。 <a href="http://nanaio.hatenablog.com/entry/2015/04/15/220847" data-…

感情を自覚し表現する大切さ

先日娘とこんな会話がありました。 「Aちゃん、あんまり好きじゃなかった。」 Aちゃんは幼稚園の時のクラスメイトです。 「え?あんた幼稚園の時は嫌いな人いないっていってなかった?」 「あのころはなにが嫌いって思うことか、よくわからなかったの」 ほ…

右と左がわからない?左右盲と発達障害の感覚の話

右と左がとっさに判断が出来ない。これを左右盲と呼ぶそうです。 私は左右盲で、未だ急に「そこ右に曲がって!」と言われてもわかりません。 今日は子供の話ではなく私の左右盲の感覚と 発達障害の感覚について気付いたことを書きたいと思います。 今日、ツ…

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