うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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支援学級見学

先日、幼稚園を休ませて息子と一緒に支援学級の見学に行ってきました。
どこまで理解しているかわかりませんが、息子にも障害告知はしてあり、
再度その確認をし、支援学級はどういうものなのか前日に話しておきました。
その上で、支援学級に通うか普通学級にするか一緒に考えようと話しました。

支援学級といってもずっとそこで過ごすわけではなく、状態や本人の希望により
決められた交流学級でいくつかの授業を受けることもできます。
ただ、支援学級に在籍になると通級指導教室に通うことはできません。
娘が通級教室をとても楽しみに通っているので息子も行きたいようです。

支援学級の見学は娘の就学の時にも行きました。
その時は私自身も初めてでしたし、少人数クラスという印象しかありませんでした。

入学予定の学校は知的障害クラスと情緒障害クラスがあり息子が入るとすれば情緒の方です。
情緒クラスもいくつかあり、支援コーディネーターの先生が担任するクラスを見せていただきました。
1年から6年まで7人の子供が学んでいます。
それぞれが決められた時間割で違う勉強をし、既定の課題をこなした後は休憩時間まで
得意なお絵かきや勉強、将棋などをして過ごしていました。
用がないのに立ち歩きする子供もおらず、とても落ち着いたクラスです。
カームダウンエリアもあり、先生の説明によると最初はそこに入れないので入れたら褒めていくとのこと。
知的にも高い子や、得意なことは学年以上の能力を発揮している子も数人。
息子と同じく算数の得意な子もいました。
既定の課題が終わったら上の学年の問題を解いていたようです。
得意なことを伸ばしていくにはとてもいい環境に感じました。

私の気持ちは支援学級に大きく傾いた感じです。
息子にはここのほうが合っているかもと。
帰宅後息子に感想を聞いてみると
「僕、幼稚園で23人の中でがんばれたから小学校も35人でがんばれるかも」
とまず普通のクラスに行ってから後で支援学級にかわりたいと言いました。
よくよく聞いてみると、既定の課題をこなした後、それぞれ自由なことをしていたのが
不安だったのです。自由にしていいと言われると何をしていいのかわからない子なのです。
その点は担任の先生が指示してくれるので安心していいと言うと納得していました。
それと皆が違うことをしていると音が気になって勉強できないことが不安だそうで、
そのことも普通学級の方が人数が多くにぎやかなこと、イヤーマフを使えることなどで
安心したようです。
息子にとっては初めてみる支援学級で戸惑いが大きかったよう。
何度も見学に来てかまわないと言われたのでまた連れて行ってみようと思います。
しかし学年にかかわらず自分のレベルの勉強を出来ることは凄く魅力に感じたよう。
息子の気持ちは今、半々のようです。

案内してくれた副校長先生の話で気になったのが
IQがあまり高い子が支援学級希望を出すと教育委員会が渋るとのこと。
必要ないのではないかと言ってくるそうです。
正直、驚きました。
正式な診断があって希望すれば支援学級に入れると思っていたし、
なにより知的能力と適応力は全く別のものです。
IQが高ければ困難がないとでも教育委員会は思っているのでしょうか?
といっても息子の発達検査は9月。大した数字はでないかもしれません。
もしも高い数字が出た場合、支援学級を希望しても入れない可能性もあると言うことです。
ということは普通学級で入った後に問題があっても転籍すら難しいのではないか。

今日、娘の通級指導教室があったので通級の先生にも少し聞いてみました。
先生も診断があり希望すれば支援学級に入れるものと思っていたそうです。
転籍に関しても学年が変わる4月だけだと思っていたのですが
途中からでも変わることが出来るはずで、実際に変わった人もいるそうです。
ただ定員や教員数教室数の問題があるので希望どおりにならないケースもあるとのこと。
やはり近々、教育委員会の就学相談へ直接出向こうと思います。

実際に見学しても来年度はまた状況も変わるでしょうし
どうなるのかわかりませんが、今出来るだけのことをやっておきたい。
後は決断して不都合があればその時点でやり直していけばいい。
と思いつつもまだまだ悩みそうですわ・・・。
何が正解かなんてやってみなきゃわからないですもんね。

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