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うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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娘の短期記憶

発達障害特性 学習支援 療育的なこと

ADHDとアスペルガーの診断が付いた娘は
猛烈に短期記憶が弱い。

記憶には長期記憶と短期記憶とあるそうで、
娘は長期記憶には特に問題はありません。
パソコンで言うと、メモリとハードディスクの違いのようなもの。
短期記憶のことをワーキングメモリーと呼ぶらしく
ADHDの特性でそのワーキングメモリーが弱いそうです。
その上、自閉症スペクトラム特性のシングルタスクが重なって
日々色々と不便なことが起きてくるわけです。

学校から帰宅するとまずやることを声掛けします。
毎日のルーチンはマグネットカードにして目につくところに提示してあります。
(しかし、本人が見る気がない・・・)
「手洗いうがいしてお片付けしてね」
えー、もうちょっと休んでから〜とかやらなければならないことはなかなか動きません。
すぐに動いても手を洗っている時になにか閃いてしまいます。
閃くと行動は早い。やりたいことになると即実行です。
わーっと道具を広げて工作を始めます。
閃いた瞬間にうがいや片付けや宿題のことは記憶のテーブルからざーっと落ちてしまいます。
「やらなきゃいけないことがあるんじゃなかったっけ?」と声掛けしても
「え?なんだったっけ?」
見事に覚えていません。やりたくないこととか関係なく
きれーさっぱり記憶にないようです。

ついでに2つ以上のことを言っても覚えられません。
閃かなくても手洗いしているうちに別の事を考えたら片づけのことは忘れてしまいます。
なので実際は「手洗いうがい」「片づけ」と別々に声掛けが必要になります。

自由に遊んでいる時も、例えば絵を描いていて、誰かと話をします。
話からなにか閃いて絵はほっといて工作を始めます。
物を作っているときは割と集中しているのですが
小腹がすいて冷蔵庫を開けるとデザートを作りたくなって料理をはじめます。
その途中でも弟がゲームをしていたら音に飛びつき
私もやる!!とゲームを始めてしまいます。
こんな感じで注意も興味もあちこちに飛び散り、すべて出しっぱなしで
次々と違うことを始めます。
半日でも私がいなかったら部屋中ものすごいことに・・・。

片づけをさせている時も同じ。
「筆箱を片付けようね」というと鉛筆消しゴムを筆箱に入れた=片付けたと
娘の脳では処理するらしく、筆箱を所定の位置に戻す前に他のことが始まります。

やりたくないことなら更にひどくなり
宿題をやっている途中に何度も何度も自分が宿題をしていることすら忘れてくれます。
家事で私が目を離した隙に夢中で本を読んでいたり・・。
歯みがきの途中に薬の説明書が目に入り
隅々まで読み漁り歯ブラシ咥えたまま30分経過とかよくあります。
何にでも興味持つのは長所にもなるでしょうが
ここまで激しいと日常的に困ることが多すぎます。
テレビは映像と音で刺激が強い上に何でも興味持つので
介護の番組だろうがニュースだろうが時代劇だろうが
およそ子供が興味持ちそうにないものでも釘づけで
他のことはなにも出来ません。

よく記憶のテーブルが小さいと言われているようですが
娘を見る限りテーブルが小さいのではなく興味が強すぎて一つのものが大きすぎ
他の机の上のものを全部押しのけてしまうように感じます。
今思いついたことに全注意力を向けているような・・。
なので単に短期の記憶力が悪いのとは少し違うような気がします。
短期記憶トレーニングのものをいくつか試してみたのですが
ほとんど問題なくこなしていたんですよねぇ。
「覚えること」に集中すれば覚えられるのです。

思考が常に忙しいのも原因のようです。
忙しく物事を考えていないといけないようにも感じます。
だから待てない。なにもしないでいることが苦痛なのです。
待っている間に思考がぐるぐるして何かを思いつく。
思いついたらすぐ行動。
違うことを始めてしまったら待っていることをもう忘れてしまうのです。
行動しなくても思考をべらべらしゃべっている間にも忘れています。

優先順位がつけられない、と言っても頭ではわかっているのですが
どうしてもやりたいことで頭が占領されてしまいます。
時計は読めても時間の感覚がつかみにくい上に時計に注意を向けることが
なにかに気を取られていること100%なので難しいです。

多動は体の動きだけではなく
思考にも会話にも表れるようです。
閃きすぎる、気が飛び散る、想像しすぎる、いろんなことを次々考える。
コンサータを飲んでいた時は思考の多動もかなり落ち着いていたように見えました。
なので注意力の飛び散りも薬が効いている時間は少なかったです。
事情でコンサータをやめリスパダールを再開するまで少し日があったのですが
その間はどしたのってくらい頭の中が高速回転でぐちゃぐちゃのようでした。
やはり娘には薬の手助けは必要なのだろうと感じました。

娘と同じく広汎性発達障害の診断がついた息子も
シングルタスクで2つ以上のことを記憶するのは苦手です。
しかしADHDではないので注意力の飛び散りはほとんどなく
なんだったか忘れたけども次にやらなければならないことがあることは覚えています。
娘と同じように毎日のルーチンワークは提示してあるので
忘れるたびに自分で見て確認しています。

娘の場合、次にやることがあること自体も忘れます。
自分が忘れやすいことは自覚しているのでメモに書いたりしますが
そのメモもすぐにどこかへ失くしてしまうので
役に立ったことがほとんどありません><

一つ一つ声掛けをしていくしかやらなければならないことを
確実にこなしていく手段はないのですが、
毎日「手洗いして」「着替えして」「時間割して」「連絡帳だして」「ハンカチ替えて」
と全てを声掛けはしている方もされている方もすごくストレスです。
それも一つのことを何度も繰り返し声掛けしなくてはなりません。
しまいにはお互いにイライラが爆発します。

対策として、やらなくてはならないことがある時は食事中でもなんでも
テレビをつけない(結局ほとんど見なくなっていますが)
宿題中は音や視界にはいるものを出来るだけ除去する
TO DOリストの視覚化やタイマーなど色々試しています。

環境調整があるのとないのでは全然違いますが
いくら刺激を減らしても頭で浮かんだ音楽で満たされると
口ずさみながら鉛筆で机をたたき始めて宿題のことは忘れていくわけで。
あの手この手を使ってなんとか宿題は出来るようにはなっていますが
一つの対策の効果が短いのが難点。
トークンの効果も最近あやしくなってきました。
今後も試行錯誤していくしかないですね^^;

と、娘の短期記憶の問題をつらつら書いたのですが
長期記憶には驚かされることもよくあります。
興味を持ったもののハードディスクに書き込みはすごいです。
その興味も広範囲に渡るので知識は多く蓄えているようです。
長期記憶が良すぎる分、嫌なことがいつまでも鮮明に残り
フラッシュバックの原因になったりすることもあります。

長所と短所、凸凹の大きい子です。
うまくカバーし生かしていくすべを
子供と一緒に探って行ければいいなぁと思っています。

アイディアが現在枯渇中なのでがんばって探そうっと!

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