うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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学習でのつまづき(息子編)

算数大好きな息子ですが最近は国語も頑張っています。

この頃は算数か国語のドリルを4ページずつこなす日課に。

年中の時は、ドラゼミをやっていたのですが国語が全くダメでした。

とにかく書けない。口で答えは言えるのに書けない。

キーキーと毎回カンシャク起こしてお終いでした。

文字を覚えるのはしゃべるより早かったのですが書くことが苦手な息子。

どうやらドラゼミが出来なかった理由は「解答欄が小さい」

もともと書くのが苦手だから小さい字はなおさら困難。

几帳面な性格なのでこちらがいくらいいよといっても

解答欄からはみ出るのがイヤなのです。

 

そこでしばらくはタブレットでの文字練習と読書中心にしていました。

文字の練習アプリ - うちの子流 支援アプリ日記

徐々に書くことにも慣れ解答欄やマス目の大きなドリルを購入し

やる気まんまんで取り組んでいます。

しかし、しょっちゅうひっかかる。

「わからなーい!」と言ってくる。内容的にはわかる程度の問題なのですが

こちらが思いもよらないことでつまづくのです。

例えば下の写真の問題。

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「とにかく問題を声に出して読んでみて」

「出来ない!」カンシャク寸前です。ギリギリセーフです。

カンシャクを起こすと息子は一切言葉が出てこなくなります。

なぜ読むことすら拒否するのか?よーく話を聞いてみると

四角に囲まれた文章の最初の数行に上下に線が引いてあります。

ここはカカオの説明が書かれた箇所ですが、

なぜ上下に線が引いてあるのかがわからないから「読めない」のだそうです。

つまり質問者の意図が全く見えず納得できない不安で問題に取りかかれない。

ん~、母にはそこにつまづくのがよくわからないけど

息子にとっては大問題なんだろうな。

「ここはカカオの説明が書いてあって別の文章として載せてあるだけだよ」

これだけで納得して問題に取り掛かれるようになりました。

納得できない事でもスルーして先に進めばわかるはずなのですが、

息子の場合、どこかでひっかかると先には簡単に進めないのです。

(数検一度目のチャレンジはコレで落ちました><)

 

最近では「ワカラナイ」の内容を少しずつ言葉で説明してくれるようになったので

とても助かりますが、以前は自分がどこがわからないのか

言葉で説明すること自体が難しくキーキー言うばかりでした。

ほとんど問題で試される力とは関係ないことでひっかかります。

毎回聞く度に「え?そこ?」と思うほど意外なことでつまづくんだな~と。

よく自閉症スペクトラムだと「抽象的な表現はわかりにくい」と言いますが

息子は具体的であってもなにかで納得できないことがあれば混乱するようです。

対応策としてはとにかく場数を踏むことしかないようです。

想像力の問題で応用が効きにくい特性を持つために

多くのパターンを経験し、それを意識的に繋ぎ合わせて行く作業が必要だそうです。

一般的な人ならばオートマチックで出来ることを

手動でやっていかなくてはなりません。

なので毎回子供の「わからない」に納得するまで付き合っています。

いや、忙しくて付き合えないこともありますが、極力やっています。

心の中では「こまけぇことは気にするな!」と思っているのですが

こまけぇことが細かくないのが息子の特性。

こちらも根気よくやっていかなければ。

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