うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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なんでも欲しがる娘

昨日、支援アプリ日記の方で知育アプリについて書いたのですが

お金の知育アプリ 「コインクロス」 - うちの子流 支援アプリ日記

うちの子供たち、どちらも発達障害をもっていますが

お金の使い方も娘と息子で正反対。

今回は娘の話です。

 

積極奇異型アスペルガーとADHDを持つ娘は好奇心のカタマリ。

お店に行けば見るものなんでも欲しくなります。

その場その場で買う買わないバトルをすると収拾がつきません。

「泣いてごねたら買ってもらえた」経験をすると

ばっちり学習して次からも同じ作戦でやってきます。

スーパーなど人の多いところで泣いて騒ぐと

周りの目もありますし、ついつい買ってやって黙らせる気持ちも

よーくわかります。その方がその場は楽ですし。

娘も床に寝そべりギャーギャー大暴れしたこともありました。

なんでも欲しがるのは、我慢が苦手、衝動性が高い、好奇心が強い。

この特性が重なっての行動だと思います。

 

「親がぶれると子供が迷う」とずっと思っていた私は

一度NOと言ったことは、納得できる話し合い以外では翻すことはしていません。

これだけは守らなければと思い込んできました。

なので娘が会話できるようになってからは

どこかの店に出かける前に約束するようにしました。

「今日はA店とB店に行きます。A店ではお菓子を買いません。

 A店で我慢できたらB店で好きなお菓子をひとつ買ってあげます。」

「今日は買い物に行くけどもあなたの欲しいものは買いません。

 その代り、日曜日にC店で好きなお菓子をひとつ買います。」

そうは言ってもやはり見ると欲しくなる娘。

「ここでそのお菓子をどうしても欲しいのなら、約束のB店では

 絶対にあなたの欲しいものは買いません。

 B店のほうがお菓子の種類はたくさんあるけどそれでもいい?」

こういうやりとりを繰り返しながら徐々に我慢ができるようになりました。

わかりやすく明快なルールがあれば子供も納得しやすいようです。

 

「母さんはお肉や野菜やいっぱい色んなものを買っているのにずるい!」

と言ってきたこともあります。

私が買っているものは家族みんなで食べるためのもの、

家で使えるお金は限られているので

あなたの好きなだけお菓子を買っていたら

家族全員の夕ご飯が時々食べられなくなるけどそれでもいい?

と言ったら納得したようです。

なにかにつけ腑に落ちるまで納得が必要なのです。

 

今でもあれ欲しいこれ欲しいはもちろん言っています。

自動販売機を見てもホームセンターだろうとどこでもなにか欲しがります。

それでもすっと諦められるようになりました。

今のうちのルールは週末の食料品の買い出しの時に

好きなお菓子を200円まで自分で選ぶことにしています。

以前は3個までという約束でしたが娘は300円くらいの高いお菓子ばかり選び、

息子は安いお菓子ばかりになりがちなので

そろそろ自分で計算して買い物をする練習にしました。

最初は計算が面倒で弟に計算させていた娘ですが

最近は自分でやるようになってきました☆

高いお菓子がどうしても欲しい時は、

「今週は100円で我慢するから来週300円買って」とトレードを持ちかけてきますw

 

お菓子以外のものを欲しがった時には

うちのトークンシステム - うちの子流で貯めたお金で買うようにしています。

自分の努力で貯めたお金ですし、限りがあります。

その場で衝動的に欲しいと思ったものでも一度家に帰る必要があるので

本当に欲しいものかどうかじっくり考えてから買うことができます。

 

昨年からお年玉の中から千円だけ好きに使っていいというルールにしましたが

娘はお菓子三昧で一瞬で使ってしまいました^^;

豪華な気分が味わえたのでこれもこれでよかったのでしょう。

息子はそのうち400円だけをお菓子に使い残りはきっちり貯めています。

娘はそれがうらやましかったのか、今年のお年玉はまだ使っていません。

もっと貯めて金額の大きいものを手に入れるつもりらしいです。

 

将来の自立を考えると、

お金の管理、計画性を持って使うという非常に大切なことが

発達障害の特性によってはとても困難な場合があります。

親の管理下ならなんとかなっていたことでも

いざ働いて自分の自由になるお金を手に入れたら

金銭的衝動をコントロールできなければ

生きて行くこと自体が困難になってしまいます。

親はほとんどの場合子供より先にあの世に行ってしまうので

可能な限りお金の管理を身に着けて欲しいと思っています。

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