息子の小さい頃の話です。(ってまだ小さいケド)
息子は発語が遅く、1歳半検診で10個の単語が言えますか?と聞かれるのですが
息子はまだハイと返事することしか出来ませんでした。
2歳を過ぎた頃から徐々にしゃべるようになりましたが
発音が非常に悪く、私以外にはほとんど通じない状態でした。
息子が1歳、娘が3歳の頃、娘にひらがなを教えようと
DVDを見せたり、文字カードを作ったりしていました。
文字カードを広げ、「ふ」はどれだ?とかるたのように遊んでいると
一緒に見ていた息子がカードを取り私に渡したのです。
(もしかして読めるの?!)
それから息子も一緒に文字カードで遊んでいるうちに
ほとんど読めていることに気付きました。
その頃まだ息子はほぼしゃべらなかったのに
文字はDVDで覚えていたのです。
2歳を迎えるころにはひらがな全部、カタカナ半分ほど、数字にアルファベットと
たくさんの文字を覚えていました。
(うちの子天才!!!)
当時はそう思っていました。
その後、2歳の時点で娘と一緒にと受診を勧められ
広汎性発達障害の診断がついてから色々勉強していくうちに
息子は「ハイパーレクシア(過読症)」であることを知りました。
ディスレクシア(読字障害)の反対で
自閉症スペクトラムの5%~10%に見られるそうです。
天才ではなく特性でした(汗)
ウィキペディアより引用です。
「ハイパーレクシアの子供の早熟な読解能力にかかわらず、コミュニケーションに苦労する場合がある。ハイパーレクシアの子供は読解能力の習得は早くても、発話の習得は丸暗記と反復によって行われる。文法を具体例や試行錯誤から習得するのが苦手であり、それにより日常生活に支障がでることもある。言語習得時には単語や文を反復するなどのオウム返しをするであろう。また、多数の語彙を持ち、物や絵を認識できたとしても、それらの言語能力を有効利用できないことが多い。自発言語を欠き、実用的な会話の習得は遅い。ハイパーレクシアの子供は「誰?」、「何?」、「どこ?」、「なぜ?」、「どうして?」といった質問に答えるのことに苦労することが多い。多くの子供が4歳から5歳にかけてコミュニケーション能力は格段に上がるが、ハイパーレクシアの子供とそうでない子供を比べると、ソーシャルスキルの発達で遅れを取り、また子供同士で遊ぶことにあまり興味を示さない。」
ハイ、まさにウィキ様のおっしゃる通り。
オウム返しもとても多かったです。
今でも話始めに「かあさん、あのー・・(5秒)」ととっても時間がかかります。
適切な文章にまとめることに試行錯誤しているようです。
子供同士で遊ぶのは設定がなければほとんどしません。
他もほとんど現在の息子にもぴったり当てはまります。
その後の息子の成長ですが、3歳には絵本は自分で読んでいました。
語彙は年齢より多い方だと思います。
今では100Pくらいある本でも全て音読したりしています。
言葉遊びは大好きで単語の一文字を変えてはゲラゲラ一人でウケています。
一文字変えたら放送禁止用語になったりしてかーちゃん真顔。
しゃべることは発音の悪さを自覚していてひっそり自分で練習していたり
6歳になって先日ついに最後に発音できなかった「つ、す、ず」の
発音を習得しました!!やった~~~☆
字を書くこと自体は早くから出来ていたのですが、
性質上きれいでなくては納得いかない、微細運動に多少苦手があるので
3文字以上はヘタレていましたが、最近やっとある程度書くようになりました。
文字の中でも特にこだわりを見せていたのは数字。
障害特性と言えども好きなことは伸ばしてやりたい!
というよりは、教えれば教えるだけスポンジのように吸い込むのが
私もおもしろく、どんどんやっているうちに
かなりの算数ヲタクに現在育っています。
息子の算数話は今までちょこちょこ書いていますが
また話が長くなるので今度書きたいと思います。
(毎度毎度長いですね・・すみません><)
ハイパーレクシアだから特にどうという話ではないのですが
子供の行動理解の一つにはなるかな~と。
せっかくなので生かせることは生かしていきたいです。
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