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うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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強制的に手を離すこと。

子育て観

うちの子供達はとても寝起きが悪いです。

声をかけ、体をゆすり、上体を抱き起し抱っこして

くすぐってマッサージしてあの手この手で刺激して

起こそうとするのですが、意地でも寝ようとします。

寝室から出すまでに15分かかることも。

特に娘の方が大変。

前々から気付いていたのですが、自分で起きなきゃいけないと

全く思っていないようです。

目が覚めるまでずっと私がつきっきりでやってくれるものと思っています。

事実そうやらないと起きないのでやってますが・・・。

 

ADHDの子は失敗から学ぶことが少ない。

失敗は自己肯定感を下げるだけだから失敗しないようサポートが必要。

そう聞いてなるほどと思っていた私は

遅刻させないことのほうが重要なんだろうと思い

今までなんとか起こして間に合わせて遅刻をさせたことはありませんでした。

しかし、今朝まるっきり自分で起きようという気がない娘をみて

これはなんか違うなと思い、起こしても意地でも寝ようとする娘に

「もうこれ以上起こさないよ。自分で起きなさい」と声をかけて

ほっとくことにしました。

一度寝坊で遅刻して手痛い思いをしてから

自力で起きる気にならないといけないと思って欲しかったのです。

でも今日は、旦那の声掛けでなんとか寝室から出てきた娘。

なんでもっと早く起こしてくれないの!!とキレています。

いや、早くから起こしていたけど起きなかった。

いくら起こしても自分で起きる気にならないと

いつまでたっても起きられるようにはならない、

母さんはあんたが死ぬまで起こし続けることは出来ないんだよと話しました。

 

明日から5分間だけ起こします。

それで起きなければほっときます、と宣言。

遅刻することが今までなかった娘にとって遅刻はすごく嫌なこと。

一度経験すれば次からは自分でも起きなければという気に

なってくれるのではないかと思いました。

それで出来ないのであればまた別の手を考えなくてはなりません。

 

当然機嫌の悪い娘。

ぐだぐだ言っています。

「今は○分、あと○分で家を出る時間。ぐだぐだ言っても時間が過ぎるだけだから

 今は自分のやらなきゃいけないことをします。」

子供達が毎日やらなければならないことを自分で見てわかるように

マグネットでツールを作って目に付くところに置いています。

それでもなかなか他に気が行ったりだらだらするので

今やること、次にやることをひとつひとつ声をかけていました。

先に準備が進んでいた息子がぼーっとしていたので

「はい、歯みがきしてきて」と声をかけていると

娘が「私は次なにするの?!!」とキレてきました。

あぁ、これは完全に自分で考えることを放棄してるなと思いました。

次に何をすればいいかわからない時は見て確認できるようにしています。

私が声掛けをするのは違うことに気を取られていたり

ぼーっとしていたりするからです。

娘は次にやることを指示してくれないことに怒っているのです。

「自分で考えよう。毎日していることだからわかるよね。」

「わからない!!思い出せない!!言って!!」

「じゃ、学校で体育の授業の前に先生が体操服に着替えましょう、

 脱いだ服はたたみましょうって順番に声をかけてもらわないと

 あなた出来ないの?出来てるよね?体育だけじゃなくて他も出来てるよね?」

「学校では出来るけど家じゃわからない!!言って!!」

もうパニックで叩いたり蹴ったりしてきます。

娘はアスペルガーとADHDの診断はついていますが

上で私が言ったようにこういうことは覚えられるし自分でできます。

家でだけ出来ないのは能力的な問題ではなく

自分でやりたくないことは人がやってくれれば絶対に自分でしない、

そういう彼女の特性なのです。

今までは次にやることを指示していましたが

これをこのまま続けていてはいつまでたっても

娘は自分のやるべき手順を自分で覚えることはないでしょう。

これは母さんがやってくれること、と完全に思い込んでいるので

成長して自然とやるようになるとは思えません。

(そっくりな特性を持っている父親が未だにそうなので・・・)

 

機嫌の悪くない時は「次なにするんだったかな~?」と

クイズのように話せば「○○!」と喜んで答えます。

それを繰り返していてもこういうパニックになった時には

全く効果がありません。

すっかりパニックで泣き叫ぶ娘。

叩いて蹴ってゆすって引っ張って大声を上げて

「教えて!!早く言え!!」

もう、私を自分の思い通りコントロールすることで頭がいっぱいです。

「叩いても大声あげても母さんはあなたの思い通りにはなりません。」

「なる!!絶対になる!!」

(あ、初めて本音がでたなー)

私は今まで子供に一度NOと言ったことをひっくり返したことはありません。

「どうして教えないの!!!」

「いつも言っている通り、自分でできることは手伝いません。

 自分でできないことは手伝います。

 母さんの仕事はあなたが大人になって母さんがいなくなっても

 困らないように、自分でできることを増やすこと。

 一人でも生きて行けるように育てるのが母さんの仕事です。

 いつまでも母さんに言われて動いている限り、

 あなたは自分で覚える気にはならない。

 覚えられないのではなくて覚える気がないってわかったから

 言いません。タイムアウトして落ち着きなさい。

 そして自分で見つける方法を探しなさい。」

いやね、目の前にボードがあってそこに書いてあるんですがね・・・

娘は私に言わせること、自分の言う通りにさせることに必死になって

ボードを見ることすら拒否してるのですよ・・・。

もしくはパニックで本当にボードが視界に入らないのか。

「時間がないからタイムアウト出来ない!!」

「そこでずっとギャーギャー言ってても時間がどんどん経つよ。

 タイムアウトして落ち着いた方が早いと思うけど。」

というとタイムアウトを始めました。

ここは最近タイムアウトが自分にとっていいことだと

定着して認識できてきたんだな~と思いました。

タイムアウトをうち流にやってみた。 - うちの子流~発達障害と生きる

 

娘が黙って一分、すぐにボードの事を思い出しました。

(´-`).。oO(そりゃすぐそこにあるもんね・・)

「歯みがきだった!」

「でも時間がないからうがいでいい?」

いいよ、自分で考えて行動しなさい。

「もう間に合わない。母さん、学校に付いてきて。」

遅刻することなんて誰でもあることだよ。

心配しないで一人で行っておいで。

「でも母さん、(息子)の時は付いて行くくせに!」

だって一年生だしね。あなたはもう3年生。

母さんに連れられて遅刻ってそろそろ恥ずかしくない?

それに今の時間はまだ朝の会に間に合うよ。遅刻にはならないよ。

 

もう落ち着いて私が思い通りに動かないとあきらめた娘は

さっさと準備して一人で学校へ出かけました。

「泣き顔になってない?泣いてる顔見られるのはいやだから」

「大丈夫。慌てて事故に合わないよう気を付けて行っといで。」

 

今日はこれで決着が一応つきましたが、

彼女の思い込みの激しさはそうそうひっくり返りません。

何度繰り返し話して「そっか~」とその場は納得しても

「これは母さんがしてくれるもの。私はしなくていい」と

頭の中にこびりついているのです。

今回のような次の手順のことも以前からずっと言ってきたことです。

突然今日から言わない!と宣言したわけではありません。

しかし、前回の記事でも書いたように

怒ると叱るについて。 - うちの子流~発達障害と生きる

娘の意識の中にしっかり入る為には

強いインパクトが必要なのです。

(他にもっといい手段があるのでしょうが私にはこれしか

 今の所手がありません。)

大きくなっていくにつれ発達障害と言えども

自分でできることはどんどん増えて行きます。

子供の世話を焼くことも

徐々に手を離していかなければなりません。

なのに家では「いつもしてくれていたのになんで?」となるので

ひとつひとつ話してはいるのですが

自分のやりたくないこととなるとこういうバトルの繰り返しです。

障害特性ゆえに出来ない事なのか、

成長が追いついていなくてまだ出来ない事なのか、

単にやりたくないから人をコントロールしようとしているのか

見極めは非常に難しく、間違っていることもあると思います。

しかし本当にやりたくないから人にやらせようとしていると判断したら

どんなにパニックになろうとも強制的に手を離すことも

娘にとっては必要なんじゃないかなと思った出来事でした。

娘自身がどこかで「自分でやらねば」と

腹をくくらない限り変わらないでしょう。

 

特性上、やりたくないことがとてもハードルが高いことは知っています。

しかし生きて行くための基本的装備だけは

身に付けて欲しいと願っての行動なのですが

吉と出るのか凶と出るのか、

これは娘が大きくなってみないと私にはわかりません。

 

寝起きが悪いので頭が働かないのは仕方がないですし

いきなり明日から全部自分で思い出すのは難しいでしょうから

朝の手順のボードを別のものに作り直して

期間限定で使ってみようかと思っています。

(この期間にしっかり覚えてねという意味での限定です。)

朝の手順を詳細な物から徐々に簡素化していく形で

サポートになればなと思っています。

 

このブログの一番下に

今までこのブログの中でご紹介した本や支援グッズなどをまとめました。

発達障害と子育ての本、SSTと支援グッズ、こどもの学習の

3つのカテゴリに分かれています。

 

※追記

朝の手順表を作ってみました。

f:id:nanaio:20140924160341j:plain

短い言葉で詳細に書くのは以前息子が通っていた療育でやっていました。

今朝はこれを見ながらスムーズに準備が出来たようです。

慣れればもう少し簡素なものに変えて行こうと思います。

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