うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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特別支援学級か通常学級か

就学する際に特別支援学級と通常学級のどちらを選ぶか、

これは私も娘の就学、息子の就学の時にさんざん悩みました。

今、娘は通常学級、息子は情緒支援学級に通っています。

地域によっては就学判定でどちらか言い渡されてその上で話し合いを持つと

いうところもあるようですが、

うちの地域では保護者の申請で審査にかけられ決定という流れになっています。

ほぼ親の判断というのがまた難しいところでもあるのですが。

うちの場合は相談できる相手が家にはいないので

(夫はノータッチ)

私が子供本人の意思を確認しながら専門家と相談し決定しました。

情緒の支援学級があって発達障害児ならば支援学級がいいかと言えば

一概にそういえるわけではありません。

他害をしたり周りを困らせることがなければ通常学級でいいかと言えば

それも場合によっては違うと思います。

子供それぞれの特性と地域と学校によって、先生によって

本当に差があります。

極端な話だと

支援学級でも、先生が特別支援教育の知識も理解も全くなく

視覚支援もない、保護者がこういう支援をお願いしたいと相談しても

受け入れてもらえない、知的に問題がないにも関わらず

学年相応の授業をしてもらえなくて高学年になっても

点つなぎのプリントをさせられるなどという話も聞いたことがあります。

逆に個々に合わせた適切な支援をして下さるところももちろんあり

特性上必要であればタブレットの持ち込みを許可してもらった話も

聞いたことがあります。

息子の支援学級の担任はどうやら特別支援では有名な先生らしく

学習面でも学校生活面でも素晴らしい支援をして下さっています。

 

通常学級でも担任次第で、

通常学級にいる限りは個別配慮は一切しません、皆と同じようにやってもらう、

特別扱いは出来ませんと言い切る先生もいるらしいですが、

(学校ごとこういうところもあるそうです。)

娘の担任の先生は、特別支援教育の手法は他の皆にもわかりやすいことですからと

積極的に取り入れて下さっていました。

支援コーディネイターや通級の先生ともしっかり連携が出来ており

その時々の子供の状態に合わせた配慮をして下さっています。

授業内容の工夫、宿題の量、席の場所、クラスメイトとの関わりなども

周りにも配慮した上で受け入れて下さいます。

驚いたのが、娘のクラスに支援学級から交流で来ているお子さんがいるのですが

そのお子さんに娘がリコーダーで叩かれたと言ってきました。

「それでどうしたの?やめてって言った?」

「ううん、知らん顔した。目合わせたらもっとやってくるから」

娘に聞いたところによると、

そのお子さんが大声を出したり叩いたり不適切な行動をする時は

注目を集めたい時だから目を合わせない反応しないと徹底されているそうです。

クラス全体でABAってすげーな!おい!って思いました。

皆が一定の対応を取ることで不適切行動が強化されません。

不適切な行動があった時だけスルーでそれ以外の時は

しっかりクラスにも受け入れられています。先生のすごいところです。

最初にクラス全員に特性や対応をきちんと説明がされていて、

周りの子供達も戸惑わないということは

お互いにとって過ごしやすいクラスになっているのではないでしょうか。

 

これだけ先生によって、学校によっても差がありますし

学校選びは出来ても、入学後にどんな先生になるのかはわかりません。

今はよくても進級でクラスも変わるし、いい先生も転勤があります。

学校や地域の教育委員会の方針でもずいぶん違うようです。

先生次第でそれだけ違うのであれば

結局運次第というのも大きいです。担任の先生を選ぶことは出来ないのですから。

そういってしまえば身もフタもない話になってしまいますが

お子さんに合った環境を求めて引っ越しや転校をされる方もいらっしゃいます。

これはこれで大変なことですよね・・。

 

でも運を天に任せるだけで子供の就学先を選ぶわけにもいかない。

ここからは地域差、学校差、先生差抜きの話をしたいと思います。

支援学級と通常学級の明確な違いと言えば人数です。

あとは支援学級の方が個別の配慮を受けられる可能性が高いこと。

支援学級は一クラス8名が定員。それを超えれば学級を増やすことになります。

それと交流学級といって通常学級の決まったクラスにも行き来します。

うちの場合は入学前に支援学級の先生とどの科目を交流学級で行うか

話し合いの上で決定されました。

これは子供のその時の状態に応じて変えて行くことができるようです。

これも学校差があるようです。

息子は現在、国語と算数は支援学級、他はほとんど交流学級で授業を受けています。

必要のある科目は交流学級に支援員さんがついていってくれています。

 

私が娘を通常学級に決めた理由は

それまでの幼稚園や小集団の療育で見てきた娘の様子から

周りの環境によってスイッチが変わることを知っていました。

娘は周りががんばっている環境に置いた方が伸びると判断。

逆に周りがある程度自由にしている環境だと輪をかけて自由に振る舞います。

いい意味でも悪い意味でも負けず嫌いです。

社会性や注意力などの凸凹は大きいけれど

これと言って学校生活で出来ないことがないので通常学級にしました。

しかしがんばりすぎても息切れがするので

時には安心できる場所が必要と通級の希望も出し通っています。

 

息子はマイペースで集団で困ったことがあっても

自分から助けを求めることが困難な子。

学習においても凸凹が大きくサポートがないと出来ないことがあります。

集団の中で周りを困らせるような行動はしない大人しい子なので

いくら本人が困っていても人数が多ければ気付いてもらえない可能性が高いのです。

なので息子は少人数で先生の目の届きやすい環境が適していると思い

特別支援学級を選びました。

それと、交流学級と支援学級の2か所の居場所があるということ、

大きな声では言えないのですが

もし進級などで合わない先生に当たっても逃げ場がある

これは大きな要素でした。

例えば、学習塾を選ぶときに

集団授業の塾なのか、少人数や個別対応の塾なのか

子供のタイプによって合う合わないや伸びの違いがあると思うのです。

学校でも子供の特性上、適した学習環境や居場所はどちらなのか?

こういう観点で選んだことが

今の所うちの子供達には吉と出ているようで

学校生活は順調に送れています。

(もちろん運よくいい先生方や学校に恵まれたおかげですが)

 

特別支援学級を選ぶ際には

他にも悩むハードルはたくさんあると思います。

差別、偏見、障害者と言うレッテルを貼ってしまうのでは・・など。

支援学級に入れることを身内から反対されるのもよく聞く話です。

うちもジジババには結構言われましたわ。

入学後もまだ「普通のクラスでやっていけるんじゃないか」って言ってきます。

でもね、実際に学校に通うのは世間体を気にしている周りの大人じゃなくて

子供本人なんです。

子供は毎日毎日一日で活動している時間の半分くらいを学校で過ごすのです。

それも何年もの長い期間。

人生経験を積んだ大人にとっては学校の世界なんて

限られた小さな社会と思えるかもしれませんが

子供にとっては世界の半分を占めるほどの大きな存在です。

知的に問題がなくても認知の違いで授業がわからなくなることも起こりうる、

人との関わりもうまくいかない、いじめにも合うかもしれない。

支援体制がなければ適切に助けてくれる大人もいない環境で

毎日毎日何時間も過ごさなければならないことになりうるのです。

まだ未完成で成長過程の子供にとってどれだけ辛いことでしょう。

私が子供の障害のことで一番怖いのは二次障害です。

二次障害は心の病気です。

それは周りの無理解による不適切な環境が引き起こします。

見た目に障害がわかりにくく理解の得にくい発達障害の場合

二次障害のリスクは非常に高いのです。

なので特性に理解がある環境がとても大切になります。

生まれつきの特性である発達障害だけでも

マイノリティ故に生き辛さを抱えているのに

これ以上子供の人生に大きな荷物を背負わせたくはないのです。

子供の世界はどんどん広がり手を離れていくので

親がいくらがんばっても防げない場合もあるでしょうが

出来るだけリスクを下げる選択をしていきたいと思います。

 

特別支援学級か、通常学級かを選ぶ際には

学校見学などでしっかり環境をリサーチをした上で

子供の見方となってくれる専門家と相談しながら

可能な限り周りの雑音や固定概念を取り払って

目の前のお子さんをしっかり見てお子さんに合った選択を

私はお勧めします。

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