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うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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偏食は矯正すべきか否か

発達障害特性

発達障害を持つお子さんに偏食があることは多いようです。

味覚過敏を持つ場合も多いでしょうしこだわりなどもあるようです。

昨今では食育が大切とよく言われており

このままでは栄養が偏ってしまうのではないだろうか、

給食で困るのではないだろうかと心配される保護者の方も多いと思います。

ふみ吉さん(id:humikichi2525さん)の記事を読ませていただきました。

fumikichi2525.hatenablog.com

発達障害特性ゆえの食事の問題。

味覚過敏で食べられないお子さんだけでなく、

おいしいのにこだわりで食べられないご主人。大変ですよね・・。

うちの子供達はなんでも食べるのですが

(というより娘の食への執着の激しさで逆に困っている状態です。)

私自身が食に関しては色々と問題を抱えてきました。

診断は受けていませんが私もおそらく子供達と同じように

発達障害の傾向があるのではと思っています。

nanaio.hatenablog.jp

拒食と過食を繰り返す摂食障害のようなものを(正式な診断は受けていません)

ずっと抱えて生きてきました。

偏食も激しく未だに食べられないものはたくさんあります。

私の親は私の偏食を治そうとしたのでしょう。

厳しく食べるように言われ長時間かけて無理やり飲み込んでいました。

学校給食でも同じです。

残してはいけないので一人お昼休みも残って給食を食べていました。

小さい頃からそのような食事をしてきたので

食べることが楽しみではなくむしろ苦痛でした。

小学校高学年から始まった摂食障害はおそらくこの影響だと思います。

 

私の両親も実はかなりの偏食があり食べられるものが限られています。

戦後の食糧難の時代に幼少期を過ごし、ひもじい思いをしながら育ったのに

嫌いなものは全く口にすることが出来なかったそうです。

飢えていても食べられないものは食べられないらしいです。

そんな経験から自分の子供にはなんでも食べられるようになってほしいと

思う気持ちが強かったのかもしれません。

母は肉が全く食べられないという隠しきれない偏食がありましたが

父の偏食は私が大人になるまでずっと秘密にされていました。

今父と同居をしていますが味覚だけではなくこだわりがあり

私以上に激しい偏食でいつも別メニューを作らなくてはなりません。

ふみ吉さんのご主人と同じような状態です。

それでも孫が食べ物を残していると戦後の食糧難でひもじい思いをした話を

せっせと聞かせて食べさせようとしています。

なんじゃそりゃ。

 

私は子供達に対して自分の偏食を隠すことはしていません。

幸いうちの子供達はたいていなんでも食べますが

味覚などの感覚は人それぞれ違うものだと知って欲しいのです。

嫌いなものを食べてどのように感じるかも話しています。

 

一番ピークの頃は半年で体重が20kgも上下していました。

今はそこまで大きな変化はなくある程度安定していますが

定期的に食べる時期とあまり食べたくない時期がやってきます。

そして食べることへの苦痛は今でも尾を引いており

食べたいと思って食事をとることは一日に一回あればよいほうです。

ほとんどの食事は食べなきゃいけないから食べているだけなのです。

体の感覚として空腹なのだろうと言うのはわかるのですが

食べたいという欲求がなかなかわきません。

食べたいわけではないので逆に食べるものにこだわります。

好きなもの、今の気分に合うものでないと詰め込むことができないからです。

おなかが空いて食べたいと強く思えば

きっとどれでも美味しそうに見えるのだろうなあと思ったりします。

 

私が偏食で食べられないものは数々ありますが

主に、チーズ、ピーマン、人参、辛い物です。

チーズは匂い、味、食感が全てダメです。

辛い物は感覚過敏があるのか口の中が痛くて苦痛でしかありません。

辛い物以外は無理やり食べさせられていましたが

何度食べてもおいしいと思うことはありませんでした。

無理強いでそのうち食べられるようになるという経験は一度もなかったです。

 

その他、食材その物は食べられるのだけど条件付きのものがたくさんあります。

牛乳は特定のメーカーの無調整乳しか飲めません。

それ以外はかすかにチーズのような味がして気持ち悪くなってしまいます。

チョコレート味は好きなのですがチョコレートの塊は食べられません。

口の中で溶けた時のねっちょりした食感に耐えられません。

我ながらなにかとメンドクサイ奴です。

 

成長に伴い味覚が変わっていき食べられるようになったものもありました。

ナスは子供の頃苦くてとても食べられなかったのですが

ある時煮たナスを食べたらおいしいと感じそれ以来食べられるようになりました。

子供は大人よりも苦みを強く感じるのだそうです。

チーズも大人になってから興味本位でピザを一口食べた経験から

溶けたモッツァレラチーズのみ食べられるようになりました。

嫌いな食材にもレベルがあり、ピーマンは欠片でも混ざると食べられませんが

人参なら小さく切って味の濃いものと混ぜれば食べることができます。

最近知ったのですがそれだけ嫌いなピーマンも

薄くスライスし小麦粉を付けてカリカリに揚げると食べられました。

かといって他の調理法で食べられるようになったわけではありません。

 

今、お子さんが食べられないものでも

成長に伴い味覚が変化し食べられるようになるものもあれば

調理法の工夫で食べられるようになるものもあると思います。

極端に体の成長に問題がない限り、偏食は矯正するよりも

工夫をしてみる、成長を待つ方がよいのではと私は思います。

それよりも食の楽しさを伝える方が

食べてみようかなという気持ちになりやすいのではないでしょうか。

発達障害特性で思い込みの激しいタイプだと

一度食べられないと思ったものは絶対に口にしない場合もあると思います。

思い込みを固めてしまわないよう、大きくなると味覚が変わるので

おいしいと思うことがあるかもしれないと伝えておくといいかもしれません。

 

食べず嫌いはこだわりなど別の理由があると思いますが

厳しく言おうともやさしく言おうとも味覚が言葉で変わることはありません。

自分が嫌いな人のことを「実はあの人いい人なんだよ!」と言われたところで

好きになるわけではありません。

人にはそれぞれ相性があるように味覚も人によって大きく違うのです。

食べるように言われるだけで嫌いなものがおいしいと感じられるようになることは

ないのではないかと思うのです。

 

お子さんが心配で偏食を治したいと思う保護者の方のお気持ちもあるでしょう。

でも、無理強いして食べること自体に嫌悪感を抱いてしまえば

私のように何十年も食に苦しむことにもなりかねません。

食べることに一番大切なのは

食事が楽しいと思えることなのではないのでしょうか。

それが一番の食育だと思うのです。

今でも食べることがあまり楽しいと思えない私にとっては

子供達がおいしそうに楽しそうにぱくぱく食べる姿を見ているのは

本当に幸せなひとときです。

具体的な対応がわかる気になる子の偏食―発達障害児の食事指導の工夫と配慮

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