うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

スポンサードリンク

多動の原因

今日、娘の作業療法に行ってきました。

療育に入る前に定期診察があり、

そこで数か月前に記入した行動質問紙の分析結果を聞きました。

先日このブログで感覚過敏のことを書いた時に

娘には軽い聴覚過敏と嗅覚過敏があるだけと書いたばかりなのですが・・・

 

JSI-R(日本感覚インベントリー)と言うものだそうで

発達障害児の感覚情報処理の問題(感覚統合障害)を評価するためのもの。

これは私が日頃の娘の行動などについて答えた質問(かなりの量でした)を

作業療法士さんが分析した結果です。

その結果と療育の評価を加えた所見が書かれた用紙をもらい説明を受けました。

 

検査の結果は3段階に分かれており

Green:典型的な状態(健常児の約75%に見られる状態)

Yellow:若干、感覚刺激の受け取りに偏りの傾向が推測される状態

    (健常児の約20%に見られる状態)

Red:感覚刺激の受け取り方に、偏りの傾向が推測される状態。すなわち、

   ある刺激に対して過敏だったり鈍麻である状態

   (健常児の約5%に見られる状態)

娘の結果は

前庭感覚Red、触覚Green、固有受容覚Red、聴覚Red、

視覚Yellow、嗅覚Yellow、味覚Yellow、その他Red、総合Red

ほとんどまっかっかじゃねーのwwwww

と草生やしている場合じゃありません・・・。

 

前庭感覚:加速や回転を感じる感覚、

固有受容覚:筋肉・関節の感覚。骨と骨がぶつかる強い感覚(歯ぎしり爪噛み等)

 

「前庭感覚・固有受容覚の閾値が高く、強く激しい動きを脳が要求している。

 その結果、少しの刺激では満足できないため、大きな動きや、

 動きの多さが目立つ。前庭感覚では動いて体のバランスを保とうとしている。

 固有受容覚では、多少の強い力には気づくことが難しい。

 他者にも力加減の調節が難しく、強めの力で触れてしまう。」

 

つまり・・・前庭感覚や固有受容覚の鈍麻だそうです。

普通の人が満足する感覚よりもっと強い刺激でないと満足できないため

常に強い刺激を求める。

その為に多動となっているという結果でした。

強い刺激が好きなのは以前からわかっていましたが

それがなんと感覚鈍麻によるものだったとは驚きました。

 

聴覚に関しては注意力との関係もあるが、

鈍麻と過敏の両方を持ち合わせた微妙な状態だとか。

 

持って生まれた感覚によるものだとすると

努力でどうこうなるものではありません。

かといってどこでも暴れてOKでは生活していくことができません。

本人も周りもキケンです。

今後療育で体幹筋肉を強化することで体のバランスをとりやすくしたり

通級でやっているリラックス体操を家でもやったり

少しでも本人の苦痛を減らしていけたらなと思いますが・・

正直コレ訓練でどうにかなるんだろうか?と不安です。

 

ADHDは注意欠陥や思考の多動はずっと続くけども

体の多動は成長とともに治まる場合が多いと聞いたことがあります。

それが感覚による多動の場合でも同じなのでしょうか?

それとも多動の原因はほとんどの場合感覚によるものなのでしょうか?

しかし、娘は学校で多動はほぼ抑えられています。

感覚によるものなのに我慢できているのはなぜだろう?

今日聞いたばかりの話なので疑問は尽きません。

もっと勉強しなければ。。。

スポンサードリンク

 

「発達障害特性」の関連記事

当ブログはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

当ブログではGoogle AdSenseを利用して広告配信をしています。