うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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心配が止まらない息子

息子はとても不安の大きい子。

元々とても几帳面で神経質なところがありました。

息子は喘息持ちでダニとハウスダストのアレルギーがあり、本人も知っています。

夜、布団に入るとしょっちゅう不安になるのです。

「おふとんのなかにたくさんダニがいる・・・」

息子のアレルギーを知ってから

布団にもしっかり掃除機をかけるようにしているのですが

ダニが全部とれるわけではないことも知っています。

目に見えるわけではないのですが、

(というか目に見えないから恐怖)

不安で眠れなくなってしまうようです。

 

ばい菌に対しても同じでものすごく不安なようです。

先日も食事の前に手を洗い、食卓に座ろうとすると椅子が離れている。

「いす、いすー!!」

「自分でどうぞ」

「手が汚れるから触りたくない!」

両手を挙げてまるでオペ前のお医者さん状態。

 

息子を安心させるために色んな話をします。

人間は昔からばい菌と一緒に生活をしてきていて

全く無菌の状態は普通の生活にはないこと。

人間の体はばい菌をやっつける力をもっていること。

少しでもとても危険なばい菌もあるが

自分が健康な状態ではばい菌にはやられにくいこと。

話をしてもそれが「絶対」ではないことが不安なようです。

 

幼稚園に迎えに行くと泣きそうな顔をしています。

どうしたの?と尋ねると

「さっき、手を洗っていた時に洗剤が少し口に入ったかもしれない・・」

ほんの少しなら病気になることはないよと告げても

「絶対に大丈夫?どれくらいの量なら大丈夫?」と聞いてきます。

もう、体がおかしくなって死んでしまうのではとまで妄想が膨らんでいます。

 

手をきちんと洗わないとばい菌がおなかに入って病気になるとか

子供は何度も言われています。

普通のお子さんなら経験上から「少々大丈夫」と思えるのでしょう。

しかし自閉症スペクトラムを持ち、言葉をその通り受け取る息子には

ほんの少しでも「大変だ!!」になってしまいます。

目に見えないものを大丈夫と言われても、どこからどこまで大丈夫なのか

明確な基準がなければ納得が出来ないため不安がぬぐえません。

病気を扱っているテレビ番組などで

こんな症状は危ないだの、こんなばい菌が原因だとかを見てしまうと

不安MAXです。見せないようにしているのですが

じーちゃんの部屋でみちゃったとかあるんですよね^^;

 

嫌なことなどで不安定になるとこんな不安も増してくるようです。

これがもっと強くなっていけば

強迫性障害(潔癖症)となるのではと心配です。

 

今の私に出来ることは

息子の不安に一つ一つ向き合っていくこと。

話を聞き話を聞かせ、結果として大丈夫だったという経験を積むしか

彼の不安を和らげる方法は見つかっていません。

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