パニック対応、みえないこころ。
先日ツイッターでフォロワーさんと
子供がパニックになった時の対応について話していました。
その中で発達障害の当事者の方の言葉が
自分が想像してもたどり着けなかった子供の気持ちの
ヒントがたくさん隠されていて
目から鱗がぽろぽろ落ちました。
パニックは娘と息子とできっかけも状態も全く違います。
性質も違うので対応もそれぞれに合わせていたつもりでした。
しかし、いつも悩んでいたのです。
これでいいのか?私は子供の気持ちに添えているのだろうか?
傷を残しているのではなかろうか?と。
もっといい方法があるかもしれない。
子供の抱える苦しさを少しでも緩和したい。
それでも、子供と私は別の人間。
いくら探ろうとも話を聞いてみようとも
気持ちを全てわかってあげることなど出来ないのです。
なぜ、そこまでもがき苦しむのか、理解するのは難しい。
ツイートをここに掲載する許可を頂きましたので
ご紹介したいと思います。
花咲 蜜さんという方です。
素晴らしいアドバイスを頂きいつも励まして下さいます。
会話の中のツイートを原文でそのまま掲載させて頂きます。
「自分自身に対する憤りの場合は、どうにもこうにもなりませんでした。
世界は、どうにもならない事でできていると、諦めるまでは。」
「だからこそ、あなたが生きてさえいれば、
あなた自身の力で出来ることはたくさんあると、
長い年月をかけて繰り返し教えられたことは感謝です。」
「共感が地雷になる事があります。どうして、私が苦しいってわかってるのに、
助けてくれないの?っていうような、混乱です。」
「身体に怪我した時には助けてくれるのに、ココロが怪我した時は、
どうしてほっておくの?って混乱するんです。」
「暴れたくはないんです。混乱は怖いから。でも、避けられない。
1人じゃどうにもできない。」
「どうして、わたしは怪獣になっちゃうの?
いつもはいいこでいられるのにってすごく自分が嫌いになる。
だからこそ、そんなあなたがすごく大切って、
言われないと自分ですらいられなくなる。」
「私は、私を閉じ込めて欲しかったです。落ち着くまで。
でも、ひとりにされるのは嫌だった。」
「母は、私に代わって苦しんであげたいけど、
身体は代われないからできなくてごめんね。って言ってくれた時、
心の怪我はゆっくりにしか治らないのかもって思いました。」
「不安から怒りの間には、必ずトリガーがあります。
不安状態の段階で放置せず、気持ち切り替えスペシャルアイテム
(特別なお菓子とか)が定番であると、
それを食べたらパニックが抑えられるというサイクルができやすいかもです。」
「気持ちだけでは、感覚をわかってもらえない感じは残るからでしょうね。
私の事を本当にはわかろうとしてない、
くちだけだって思ったりしていたので。」
「ただ、わかろうと思っても、わかるものではない壁があったとわかって、
落ち着いたところがあります。」
「時間はかかっても、親が本気で子どもに向き合っていたら、
親も人間らしくいられたら、ちゃんと伝わるものだと思います(*´ω`*)」
「母も同じことを言ってました。「わからないなら、関わるな!」と
私が苦し紛れに喚いた時に。関わらないで居られないのよって、言われました。
母は、ADHDなのでもう忘れたわよアハハって、言ってますが(笑)」
「わからないから、わかりたいの。
本当にあなたが大事だからって繰り返し言われたのには救われてます。
毎度のこと、どの位?!って、聞き返してましたけど(笑)」
自分でもコントロールできないパニックに
自分自身を責め苦しんでいらっしゃるんだなぁと。
パニックを起こすこと自体がご本人にとっても恐怖であり
助けを求めても一番わかって欲しい人に伝わらない孤独感。
子供が言わなくても(言えなくても)理解してほしい
なんでわかってくれないの?と言う気持ちが伝わってくる時があります。
わかってくれない怒りがさらにパニックを大きくしていきます。
でも、わかりたくてもわからないのです。
超能力者じゃないんだから言葉で言ってくれないとわからないと
子供に言うこともあります。
花咲さんのツイートを見て
自分のわかりたい気持ち、わからなくてごめんねの気持ち、
子供に対する気持ち。
私の方こそもっともっと言葉にして子供に伝えなくてはと思いました。
私の子供と全く同じ状況ではないでしょうが
パニックとはこんな苦しい混沌の中にいるのだと感じられて
あぁ、なんで今まで苦しみをわかってあげられなかったのだろうと。
ただ、苦しいのだろうなと思っていても共感することはできなかった。
一生懸命理解しよう、助けたいとがんばっていらっしゃるお母様。
本当に素晴らしいと思いました。
言葉で子供に愛情を伝えるようにはしていますが
ずっと伝え続けることも大切なんだなぁと思いました。
思っているだけでなく苦しみから解放してあげるためにも
私自身が子供に対してもっと素直にならなくては。
全てをわかってあげることは出来ないけれども
何があってもあなたを受け止めると
子供が安心できるような存在に
なれたらいいなぁ。
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