久しぶりの更新です。やっと昨日ネットの回線工事が出来ました。
一月半の間に色々ありましたが
今回は息子の小学校入学の話です。
今までも何度か息子の就学について悩んでいた経過を書きましたが
特別支援学級(情緒クラス)に入学しました。
入学式前日、式の準備が整ったところで事前見学に行きました。
そこで息子と担任の顔合わせをし、式の流れを息子に教えてもらい
教室と机の場所を確認。
新しいことや予測のつかないことに不安の強い発達障害児には
とてもありがたい配慮です。
通常学級に通う娘の時も配慮が必要な子ということで見学させてもらいました。
入学式当日、学生服とランドセル姿の息子をみて
なんかこの前産んだような気がするのにもう小学生なんだな~と。
うれしいことなのですが、だんだんと手が離れて行くのが淋しいような気持ち。
指示されたことは指示通りにやる子なので
入学式は問題なく終わりました。
支援学級の担任は支援コーディネーターの先生で
息子も見学やオープンスクールで何度も話したことのある方です。
私もこの先生に出会ってから息子を支援学級に入れたいと思ったくらい
知識も豊富ないい先生で、親子共々にんまり。
交流学級の担任も以前特別支援学校に赴任していたとのことで
これまたラッキー!優しく子供の扱いもとてもうまい先生です。
息子にとってこの上ない環境でスタートすることが出来ました。
登校初日、うちの地域は集団登校ですので娘と一緒に登校班で並んで出発。
支援学級は親の送迎を言われていたので私もついて行きました。
引っ越しをして学校まで5分とかからない距離なのですが
朝の学校前はすごい人数で私も息子を見失って探していると
息子が泣きながらやってきました。
人の多さに班長さんを見失ってしまいずっと探していたと。
いや、すぐそこなんだし、とりあえず学校につけばいいじゃんと思ったのですが
息子は登校班で並んで行かなくてはいけないというルールを頑なに守ろうとし
迷子になってとても困っていたのです。
これも自閉症ならではだな~と思いながら
「もしはぐれても、学校に着けばOKなので学校に向かい教室に行きます。」
と話して落ち着くまでなだめてから教室へ向かいました。
初日の通学は迷子になりましたが、それから一週間、
毎日の送り迎えで先生から息子の様子を伺っていると驚きの連続です。
困った時に自分から先生に話しかけていること
支援学級のクラスメートとふざけたりしていること
それも自分から声をかけることもあると。
どれも幼稚園の時には全くできなかったことです。
支援学級の少人数だから出来るのかと言えば、
療育でずっと少人数グループでしたがここまでは出来ませんでした。
特に他の子とふざけるというのは自宅以外では見たことがありません。
クラスの中の学齢がばらばらで年上が多い環境がいいのか
先生によほど心を許しているのか、
とにかく息子はとても学校が楽しいと言っています。
交流学級ではまだぎこちなくしているようですが
先生が他の生徒に支援学級のことをきちんと話してくれていて
教室移動の時には「いってらっしゃ~い」とクラスの子が声をかけてくれます。
交流学級の生活の授業で絵を描くことがあり
自由度の高いことが苦手で絵の描けない息子はじっと固まっていたので
支援員さんが支援学級に連れて帰って下さり個別指導でかきあげました。
交流学級の保護者懇談で自己紹介があり、息子が支援学級在籍だというと
幼稚園で一緒だった保護者の方の中にはちょっとびっくりした顔。
まぁね・・大人しくて穏やかな息子は一般の人が思う支援学級の子の
イメージではないんだろうなぁと。
先日知り合いに息子が支援学級の情緒クラスに入る話をしたら
「情緒不安定な子って多いのね」と言われました。
いや、情緒不安定じゃなくて知的障害のない発達障害児だと言いましたが
直接発達障害にかかわりのない人達の認識はこういう感じなんだろうなと
あらためて思いました。
発達障害がどんなものかもたぶんあまり知られていない中では
なにするかわかんない、怖い、という感覚を抱かれる方がもしいたとしても
それは仕方がないことです。
誰でもよくわからないものには不安を感じるものですから。
それでも、今の所、息子にあった環境で学校に通うことが出来ること、
特別支援が受けられることをとてもありがたく思っています。
私の親は未だに普通学級に戻せるのではと言っていますが
私はこんな支援が受けられてとてもラッキーだと思ってるんですがねぇ・・。
偏見の壁は私が思っている以上に高いのかもしれません。
逆に娘の状態が最近とても不安定なこと、
先日息子のWISCⅢの結果が出たこと、
書きたいことはたくさんありますがまた次の機会に。
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