高機能自閉症とアスペルガー症候群の違い。
ずっと前から気になってたんです。
高機能自閉症とアスペルガー症候群の違い。
診断基準がDSM-5に変わり、今ではどちらも自閉症スペクトラムらしいですが。
診断名がどうであろうと目の前の自分の子に変わりがあるわけでは
ないのですが、どうも前からひっかかっていました。
どちらも知的障害のない自閉症ということですが、
どう分けられてるんだろう?って疑問に思っていました。
言語的な遅れがあるのが高機能自閉症、
言語の遅れがみられないのがアスペルガー症候群
調べてみるとだいたいこのようなことが書いてあるのですが
療育などで高機能自閉症のお子さんと話しても
ある程度の年齢になっていたら特に言語の遅れがあるようには感じない。
アスペルガーと診断のついたうちの娘も
作文にはいつも困っているし自分の感情を言葉にするのは苦手。
なんか納得がいかなかったんです。
うちの子の診断名は
娘「広汎性発達障害、アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害」
息子「広汎性発達障害」
娘4歳、息子2歳の時についた診断です。
就学時に別の病院でWISC-Ⅲを受けた時には
娘は「前の診断に間違いはないですね。」と太鼓判、
息子は「前のDSM-Ⅳだとアスペルガー症候群ですね。」と言われました。
息子が2歳の頃は発語が少なく発音もとても悪かった。
だからその時点では言語の遅れとみられたのだろうか。
なら高機能自閉症の診断がついてもよかったんじゃ?
で、なんで今はアスペルガーなんだろう?発語は遅かったのに。
う~~~ん・・・と思っていました。
検索でたまたまたどり着いたある方のサイトで
ようやく腑に落ちる説明に出会いました。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/5079/strange/hyperlexia.html
このサイトによると
言語性IQ<非言語性IQ が高機能自閉症
言語性IQ>非言語性IQ がアスペルガー症候群
ということだそうです。
断言はされていませんが、これなら私も納得できました。
今までの発達検査の結果をひっぱりだしてみました。
最初の田中ビネーは言語性とかの分類はなくただIQ110と書いてあるだけ。
年長で受けたWPPSIは、言語性IQ109<動作性IQ126 全検査IQ121
就学時に受けたWISC-Ⅲは、言語性IQ145>動作性IQ115 全検査IQ135
娘は田中ビネーIQ115
WPPSI言語性IQ136>動作性IQ124 全検査IQ137
WISC言語性IQ130>動作性IQ107 全検査IQ121
田中ビネーは娘4歳、息子2歳と受けた年齢は違いますが
あとは同じ年齢で受けたものです。
その時の調子によって数字は前後するらしいですが
娘は一貫して言語性>動作性、
息子は変化しています。
息子の場合、WPPSIの質問の内容が息子の苦手とする曖昧な表現が多く
とても慎重な性格もあり色々考えすぎて答えられなかったり
別の意味にとらえてしまったりしたことが原因ではないかと思います。
その点WISCの質問は明確に答えられる内容が多かったように感じました。
なので語彙の豊富さや言語理解に関してはWISCの方によく出たのかなぁと。
その点、娘は直観の人なのではっきり答えていました。
WIPPSIは緊張のあまり激しい多動で跳ねまわったり
髪の毛をぶんぶん振り回しながら答えていました。
WISCの時は時間が長く、集中力に問題のある娘はとても疲れたようで
最後は机に脚を投げ出しわからないできないの連発。
もう考える気もなかったのでしょう。
息子の場合、最初に診断がついた田中ビネーを受けた時点では
発語の遅れは少しあったけどもハイパーレクシアで文字理解は進んでいたので
高機能自閉症とはつかなかったのかな?
(ハイパーレクシアは主治医に言われたわけではなくて自分で調べたものです。
主治医に尋ねたところ、そうかもしれませんね、という返事でした。)
ハイパーレクシア(過読症) - うちの子流~発達障害と生きる
その後WISCで言語性>動作性と出たので
アスペルガー症候群と言われたってことなんでしょうか。
私は何の専門知識のないタダの主婦です。
自分で調べたこと、感じたこと、うちの子が主治医に言われたことだけですので
他の方には当てはまらなかったり、間違いがあるかもしれません。
うちにはアスペルガー症候群の子供はいますが
高機能自閉症のお子さんとは外でちょっと触れ合った程度なので
詳しいことは知りません。
それに診断名が変わったからといって目の前の我が子に変わりはありません。
うちの子はうちの子でぼちぼちおもしろく成長しています。
ただ、長く疑問に思っていたことがすっきりした~って思ったので
つらつらと書いてみました。
※追記※
コメント欄に様々なご意見をいただいております。
皆様ありがとうございます。
あわせてお読みください。
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