うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ」を読んで

Twitterの私のタイムラインで話題になっていた

『発達障害の子どもを伸ばす 魔法の言葉かけ』を

購入して読んでみました。

 この本は自閉症療育アドバイザーのshizuさんが

発達障害をもつご自身のお子さんに

ABA(応用行動分析)を利用して子育てをしてこられた経験から

とてもわかりやすくABAの活用法を書かれています。

 

この本を読んで

診断がついてすぐに読みたかった!!

いや、診断がつく前でも読みたかった。

というのが私の正直な感想です。

子供の発達障害の診断がついて4年半ほどでしょうか。

なにも知識のないまま手探りであちこち情報をあつめ

今まで療育やペアトレや講演会やネットで得てきたものが

この一冊に詰まっていました。

自分の目で見てきた経験は貴重ですし

ペアトレも受けたのでもっと濃い内容の知識は得ましたが

この本を読んで、なんて遠回りしてきちゃったのかしら(ToT)

と思いました。。。

 

診断がついて治ることのない障害だと知っても

日々の生活の中ではじゃあどうしたらいいの?がいっぱいで

療育に通っていても中々すぐに変化があるものでもありません。

日常で取り組めることはなんなのか、

具体的にどうしたらいいの?

それを私は知りたかった。

この本にはかわいいイラストや四コマ漫画なども入って

内容はたっぷりなのにとても読みやすかったです。

具体的にどうすればよいのかたくさんのパターンが書かれています。

今までもABAの本は読んだことがありますが

この本は褒めるところの見つけ方など

具体例がどれも取り組みやすいものばかり。

 

 本の目次部分をざっくりと。

第1章 ABAを利用した言葉かけのすすめ

第2章 ABC分析で子どもに対するイライラを減らそう

第3章 ほめ上手になろう

第4章 遊びを通して親と子のいい関係を築く

第5章 叱るとき、指示を出すときの言葉かけ

第6章 子どもの問題行動への7つの対処法

第7章 子どもを伸ばす日常での言葉かけ

第8章 ABAを利用した働きかけを続けるための7つの鍵

第9章 子どもの療育にのぞむあなたに伝えたいこと

 

以前書いたタイムアウトもABAの対処法の一つです。

この本にも第6章に載っていました。


タイムアウトをうち流にやってみた。 - うちの子流~発達障害と生きる

 

本の内容に関してはすでに知っているものや実践しているものが

ほとんどでしたが

実際にはそう一筋縄じゃいかないです・・・。

それでも今まで子供に対して

言葉かけ一つでこんなに行動が変わるのか!って体験は

たくさんしてきました。

診断がつく前よりもずっと日常生活が

親子共々楽になったのはこういう言葉かけと工夫によるものです。

 

成長と共に次々と新しい問題は出てきますし

実践はしたことがあっても継続できてないことも数々。。orz

私も時折読み直して気持ちを新たにしたいと思います。

 

発達障害児といえどもタイプは様々。

全てがこの本の具体例でうまくはいかないと思いますが

日常生活で親も子どももストレスをぐっと減らせる方法が詰まっています。

 

診断がついたばかりでどうしたらいいか・・・と思ってらっしゃる方や

ABAってなんぞや?と思われる方、

発達障害と診断されていなくても子育てに悩む方に

是非お勧めしたい本です。

小学校低学年くらいまでが対象のような印象を受けましたが

ABAを学ぶのには他の年齢でもとてもいい本だと思います。

相変わらず読書感想文が下手だなぁ~・・・

子供に書き方教えられないわ><

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