うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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読み書きの困難を家庭で評価し支援をアドバイスしてくれるキットが発売されたらしい!

12月5日に提供が開始された「URAWSS-Home」(ウラウスホーム)

ソフトバンクグループの教育事業を手掛ける株式会社エデュアスから

簡単に家庭でお子さんの読み書きの困難を評価するためのキットが送られ

結果により必要な場合は適した学習支援の提案がされるそうです。

テクノロジーを活用した支援の提案ということですので

おそらくスマートフォンやタブレットなどを使うのだと思います。

(プレスリリース)

https://www.eduas.co.jp/news/files/000081.pdf

 

株式会社エデュアスは「ハイブリッドキッズ」という

読み書きや計算に困難があるお子さんのための学習指導教室を開いており

そこを通じての提供で価格は税別5000円。

保護者が記入するヒアリングシートや説明書、

お子さんが記入する課題が2種送られてくるそうです。

結果を送付すれば専門家が評価し必要に応じて支援を提案してくれる仕組み。

ディスレクシア、書字障害や読字障害の診断がつくものではありません。

5000円、ちょっとお高いかなと思うかもですが、

うちが子供達の読み書きの困難の原因を探る為に使ったお金より安いです(汗)

そこにたどり着くまで時間も手間もかかっていますし、

その後にどうすればいいのかも自分で情報を探し続けています。

お子さんが読み書きにもしかしたら困難があるのかもと思われている方には

とても便利なのではないでしょうか。

 

これは昨日ツイッターで流れてきた情報から

ネットでどんなものか調べてみました。

まだうちが試したわけではないのですが

必要とされている方も多いかなと記事にしてみました。

 

ソフトバンクといえば「魔法のプロジェクト」で

東京大学先端科学技術研究センターと共同で

障害を持つ子供達に情報端末を用いた生活や学習の支援を

全国の支援学校、支援学級の協力校で活用に結びつける研究をやっていたので

期待できる支援内容になるのではと思います。

魔法のプロジェクト | 障がいを持つ子どものためのモバイル端末活用事例研究

こちらのサイトのアプリレビューのところには

実際に支援に使われたアプリの種類や評価が載っています。

2011年の物なので少し古いですが参考になると思います。

私も別ブログでうちの子供達が使っているアプリの紹介をやっています。


 文字の練習やビジョントレーニングのアプリなどの記事も書いています。

 

「ハイブリッドキッズ」は

魔法のプロジェクトとDO-IT Japanの成果を教育現場に還元する

目的で設立されたそうです。

DO-IT Japanは東京大学先端科学技術センターが行っている

障害を持った学生たちを就労に向け支援するプログラム。

DO-IT Japan -ホーム | DO-IT Japan

これいいですよね~。いつかうちの子も参加出来たらいいのにな。

 

うちの子供達は書字障害や読字障害と診断されたわけではありませんが

息子は書くことに少し困難を抱えており

(おそらく書字障害と診断されるほどではないけどと言ったところ)

えんぴつを持って紙に書くのが苦痛ですが、

アプリならなぜかすいすい書けることを知り、それからは

字の練習などはアプリを利用しています。

息子は手先などの微細運動に問題があるのかと思い

作業療法士さんに評価も一度していただきましたが

多少左右の手の動きの分化に問題はあるが

年齢からそんなに遅れがあるわけではないとのことでした。

絵が描けないのは何を書いていいかわからない、イメージ出来ない、

自信がないと描きたくない、

絵を描くこと自体は嫌いではないのではと言われました。

字に関してもおそらくきれいに書けないのがイヤな部分もあるのでしょう。

機能的な問題よりは自閉症特性の問題の方が大きいようです。

娘は問題の読み飛ばしが多く、視野などの視機能に問題があるのかと思い

フロスティック視知覚検査なども受けました。

結果は視機能の問題ではなくADHDによる注意力の問題でした。

 

読み書きに問題があると気付いても

どこにどう困難を感じているか原因を探らない事には

 適切に支援をすることは出来ません。

時にはこちらが思いもよらない意外なところに原因があったりもします。

授業中に立ち歩きをする原因が聴覚過敏で音に耐えられなかったり

授業に集中できない原因が読字障害で教科書がうまく読めていなかったり。

様々なケースがあると思います。

原因がわかればほんのちょっとした工夫で

今まで出来ないと思っていたことが出来るようになることもあるのです。

第一に子供をしっかりと見ていくことが肝心なのでしょうが

なにぶん素人には限界があるので専門家の知恵を借りることも大切。

そういう面でもこのキットはとても有効なのではと思います。

(自分が試していないのであくまで想像です・・・)

正式に読字障害、書字障害などの診断はでなくても

結果をもとにして学校に配慮を求めることは可能でしょうし、

必要であれば結果を資料として専門医にかかり

診断をもらうことも出来ると思います。

支援に際してデジタル機器の学校への持ち込みはかなりハードルが高いですが

許可をしてもらっているという話も聞いたことがあります。

ITCの教育現場への浸透でこれから増えて行くといいなぁと思いますが

管理の問題や周りの理解などで現状はなかなか厳しいようです><

しかし、デジタル機器がなくとも出来る支援もありますし

原因がわかればどんな支援が有効かの情報にもたどりつきやすいです。

 

ご興味のある方は試して見られてはいかがでしょうか。

こちらの「遠隔評価キットについて」から申し込みができるようです。

ブリキッ ≫ ハイブリッド・キッズ・アカデミー

 

読み書きが苦手な子どもへの〈漢字〉支援ワーク 1~3年編 (通常の学級でやさしい学び支援 3巻)

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読み書きが苦手な子どもへの〈漢字〉支援ワーク 4~6年編 (通常の学級でやさしい学び支援 4巻)

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