うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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現役東大生が50円で売っていたので8歳児と数学を語ってもらった話

50円で東大生が売ってたので買ってきました。 

www.ryosuke-takano.net

これは!!

東大生だから東京在住だよね?こんな遠い地方まで(中国地方)本当に交通費自己負担で学生さんが来てくれるんだろうか?(いやいや東大生だからもしかしてお金持ちのご子息かもしれない)ダメ元でとりあえずチャレンジ!ツイッターで問い合わせをしてみました。

依頼した内容は「小学2年の息子と数学を語ってほしい」

なんと即答で引き受けてくださいました。たぶんね、遠いし相手は子供だし最初は(ゲッ!)って思われたと思うんですよ。ブログの記事をいくつか拝見しましたがお若い方のノリで私とは全く接点はなさげですし。でも国内ならどこでも行くと書かれた以上断るわけにもいかないでしょうし引き受けてくださったんだと思います。

ダイレクトメールで日時の打ち合わせ、うちの息子が自閉症スペクトラムであることを含めどんな子であるかを説明しました。なぜ私がこの企画にこういう依頼をしたのか?は後ほど。

 

息子の数学スペック

このブログを何度か読んでいただいている方はご存知かと思いますが、ざっくりと息子がどういう子なのかをご紹介します。

息子は自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)です。受動型と言われるとても大人しく、周りに迷惑をかけることはなくても一人で困っているタイプです。場面かんもく気味で家ではよくおしゃべりをするのですが学校で自分から誰かに話しかけることはほとんどありません。(話しかけられれば答えます)

不安が強く過敏なので集団ではとても疲れてしまうため、情緒の特別支援学級に通っている小学2年生です。

なにかと困っていること、できないこともありますが、息子にはひとつ得意なことがあります。それが数学です。

3歳で四則演算、4歳で素因数分解や平方根を理解し幼稚園で小学校の算数は終わりました。昨年は数学検定3級(中学3年程度)を取得し今は高校数学をやっています。算数オリンピックにも挑戦しており昨年はキッズBEE部門で金賞と最優秀賞の長尾賞をいただきました。

nanaio.hateblo.jp

 今までは、私が家庭でわからない問題を教えたり一緒に考えたりしてきたのですが、こだわりの強い性質なので彼は一日中数学のことを考えています。そろそろ私では息子がなにを言っているのかさっぱりわからないレベルになってきました。

とこんな調子です。毎回ツイッターでつぶやいてはご親切な方が息子にわかるよう解説してくださってありがたい限りです。しかし、もう現実で息子の周りに息子の疑問に答えてくれる人はなかなかいないのです。

現役東大生りょーすけさんとお会いして数学の話ができるかもしれないと息子に伝えたら「おおーー!!」と目が輝きました。

 

当日

3月21日、春分の日の振り替え休日です。お昼過ぎに到着されるということで駅前でランチをいただきながらお話をすることになりました。

ブログで拝見していた写真どおりの青年がやってきました(当たり前)私も子供たちも緊張です(汗)

ランチを食べながら私とお話をしていくうちに、徐々に息子に話をふって数学の会話が始まりました。

「素数が無限に存在する証明のこと聞きたかったんだよね?」とおっしゃって下さいましたがそれはツイッターで解決済みでした。

息子「証明はわかったけどなんで素数が無限にあるのか理由がわからない」

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ノートに書いて背理法とは何かから丁寧に説明してくださるりょーすけさん。その後も「フェルマーの最終定理のここがおかしいと思う」などという息子の(私にはわけのわからん)質問にいろいろと答えてくださいました。

息子は自分の考えていることを相手にわかるように説明することは苦手です。相手にわかるように説明するためには、相手がどれくらいの知識があるかを探らなければなりません。コミュニケーションに困難をもつため思考は得意でもアウトプットに問題があります。

そこは流石の東大生、息子のつたない説明もすいすい吸い上げて理解してくれます。その他、モンティ・ホール問題など数学のおもしろいお話や物理のお話など私にもわかるくらい噛み砕いて教えて下さいました。

ブログを拝見している限りもっとユーモアに富んだ方かと思っていましたが、おばさんと子供の前ではそういうキャラというわけにはいかなかったのでしょう。とても誠実な好青年でした(*´ω`*)

2時間ほどたっぷり息子の話にお付き合いいただいて、最後に記念写真。

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長男、次男、長女といった感じでしょうかw

娘も一緒に行きたいというので連れていきましたが、今回は息子と数学の話をしてもらうという趣旨なので娘はipadでゲームをしながら大人しくすることという条件付きです。ADHDで多動のある娘はおしゃべりを始めたら止まりません。せっかく来ていただいたのに娘の独壇場になることは避けようと。その代わりビュッフェスタイルだったデザートをこれでもかというほどもりもり食べていました^^;

娘も約束を守ってがんばりました。本物の東大生が見られておいしいデザートで満足したようです。

息子は「貴重な経験だった」といつもながら子供らしからぬ発言ですが、とても楽しめたようでした。

うふふ。変わってますからね。うちの息子は(´・ω・`)

 

私がこういう企画に応募する理由

 以前も別の方に子供たちと一緒にお会いしていただいたことがあります。教育youtuberの葉一さん。イベントで多くの応募者の中から選んでいただきました。

nanaio.hatenablog.com

この時も子供たちはとても喜んでいました。今でもツイキャスなどを通じて子供を直接応援していただいたり交流させていただいています。

今回は、息子の周りに息子の数学の話をわかってくれる人がなかなかいないことから、東大生のりょーすけさんにお願いしました。

息子は大好きな数学の話で誰かと会話が盛り上がったことは、今まで経験がありません。幼稚園に入ったころに周りのクラスメイトに話していたことがあるのですが、当然周りの子供たちはちんぷんかんぷん。逆に周りの子供たちが好きな戦隊物などには息子は全く関心がありません。どうも同じ年頃の子供たちと興味の対象が違いすぎることに気付いた息子は次第に話さなくなりました。

学校でも人と関わって遊ぶよりもひとりで考え事をしてクールダウンしたい息子。同世代に友達と呼べるような関わりはほとんどありません。

いつか息子と楽しく数学の話ができる人と触れ合うチャンスがほしいと前々から願っていました。

今回は初対面で楽しく会話が盛り上がるところまでは人見知りの息子には難しかったのですが、自分の数学への疑問にその場で答えてくれる、打てば響く相手と直接お話ができたというのは息子にとって本当に貴重な体験となったと思います。

わずか50円で遠く離れた地方まで足を運んでくださりりょーすけさんには本当に感謝です!

今は小学生ですがこれから大きくなるにつれどんどんと手が離れていく子供たち。周りとの違いに気づき始め、発達障害というハンディキャップと向き合っていかなくてはなりません。親が色濃く関わっていける時間も限られています。

子供たちから見える世界を広げる手伝いができるのもあとわずか。途中に大きな困難があったとしても、大人になって生きていくことをポジティブに捕らえてほしい。親である私がその背中を見せられればよいのですが、キラキラ輝いているほかの大人の方々と直接触れ合う機会はきっと子供たちの記憶に残るものだと思います。

4月には仕様変更があるようですが、まだ募集されているみたいですよ。

りょーすけさん、息子に貴重な体験をどうもありがとうございました!

そしてツイッターでいつも息子の疑問に答えてくださるみなさまにも感謝いたします!

先日ツイッターで教えていただいたこの本、息子が一気に読み漁っていました。

 娘は興味が飛び散りまだこれといって目標は定まっていませんが、子供たちが好きなことをどんどん突き進めていくことは、それが直接将来に繋がらなくてもきっと生きていく土台となってくれるであろうと思っています。

 

東大生高野さんの体験記が本になって出版されました!今回の息子との話も載せていただいています。他にも興味深いお話がたくさんですので是非!

 

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