うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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ディスレクシア・学習障害支援 学びの楽しさを伝えるために

前回の続きです。今回は読むための工夫・スマホ、タブレットなど電子機器の活用・ビジョントレーニングなどについて書きたいと思います。

nanaio.hatenablog.com

 読み書きの困難を実際にどの程度あるのかを知りたい方はご家庭で評価が出来るキットもあります。

nanaio.hatenablog.com

 

読みやすくするための工夫

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 ノートの白がまぶしかったら、色つきのメガネでフィルターを。

カラーグラスは色んな濃さや色が売られています。

どの色が見えやすいかは人によってそれぞれだそうなので合ったものを。

読むときでも背景に色がついているほうが見やすい方は多いそうです。

ご自分が見えやすい色のセロファンをかければ読みやすくなったり、スマホやパソコンなど電子機器は白黒を反転することや拡大することで読みやすくなるそうです。

本などを読むときに読んでいる場所に色をつけ拡大できるこんな便利なものも。

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ORIONS カラーバールーペ 21cm イエロー CBL-1000-Y

ORIONS カラーバールーペ 21cm イエロー CBL-1000-Y

 

 色はイエロー以外も各色そろっています。

こちらの写真も前記事と同じくツイッターID @Koukakurouさんからの情報です。

 

人によって縦書きが読みにくい、横書きが読みにくいなどもあるそうです。

フォントによっても読みやすさは格段に違います。

明朝体を読みにくいという方は非常に多いそうです。文字の太さが変わるのが読みにくさにつながるとか。丸ゴシック、メイリオなどは読みやすいそうです。

 

スマートフォン・タブレットなどIT器機を使った視覚支援

見え方に困難を持った方にスマホやタブレットのようなIT器機は強い味方となります。

 学校ではなかなか難しいですが、タブレット、スマホなどの電子機器の持込が認められる場所でしたら、拡大や音声読み上げなど便利な機能がたくさんあります。

iphone、ipadなどiOSでしたらviceover(ボイスオーバー)機能があります。

視覚に困難を持った方のために様々なアプリで音声読み上げをしてくれます。

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設定 → 一般 → アクセシビリティでこの画面が出てきます。(画像はipad)

ボイスオーバーやズーム、色を反転を設定することが出来ます。

Apple - アクセシビリティ - iOS - VoiceOver

 

アンドロイドのスマートフォンやタブレットも同様に音声読み上げや色の反転の設定が出来るようになっているようです。アンドロイドではTalkBackというそうです。

Android Accessibility ヘルプ

 

前の記事で画像を紹介しましたが、文字の白い部分が浮き出て見えるような見え方をする方には白黒反転をしたほうが見えやすくなるそうです。

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スクリーンショットでは反転で撮影できませんでしたので色々写りこんでいますが、色を反転した状態の設定画面です。

ずいぶん目に刺激が少なく見やすいように感じます。

その他、印刷物が小さな文字で見えにくい場合、スマホやタブレットで写真を撮り、拡大することで見やすくすることが出来ます。

(これは私自身も老眼のため時々やっています。)

 

マルチメディアデイジー教科書

支援として学校で認められる場合、マルチメディアデイジー教科書というものがあります。

マルチメディアデイジー教科書

 2008年9月17日施行の「教科用特定図書普及促進法(教科書バリアフリー法)」「著作権法第33条の2」の改正により、LD(学習障害)等の発達障害や弱視等の視覚障害、その他の障害のある児童・生徒のための「拡大教科書」や、デジタル化された「マルチメディアデイジー教科書」等が、製作できるようになりました。

 音声での読み上げ、色つきのハイライトなど読みやすい工夫がされている電子教科書です。

こういうものが読み書きに困難があるお子さん全てに届くようになればいいなあと想います。

こちらはipad、iphone、ipodで専用アプリを使って使用することができます。

これらの器機を学校に持ち込むことを認められれば、読むことに困難のあるお子さんにとっては素晴らしい支援となるものだと思います。

現状で公立の学校では管理の問題などでなかなかハードルが高いものになっているようです。早くこういう支援があちこちで認められるようになって欲しいと願います。

文部科学省でも今後ICTを活用した教育の推進が掲げられており、徐々に浸透していくのではないかと期待しております。

困難を抱えた子供たちに便利なものはきっと多くの子供たちにも役立つものなのです。

 

様々なアプリを使った学習支援

読むこと、書くことに困難を抱える場合、紙のテキストやプリントよりもアプリで学習したほうが楽しく効率よく学べることが多いようです。

今では楽しく子ども達の興味を引く工夫がされた学習アプリはたくさん出ています。

アプリは見るだけでなく音も動きも遊び要素あり覚えやすい工夫がいっぱい。

夢中で遊んでいるうちにマスターしてしまうものもあります。

nanaio.hatenadiary.jp

こちらは別ブログですが、子どもたちの学習支援や生活支援に役立ったアプリをご紹介しています。

国語・算数・理科・社会・生活支援などまとめとそれぞれの紹介記事を書いており、まとめ以外のものも書いています。

書くことに困難があっても指でなぞりがきなら出来たり、計算式を読むことが難しくてもアプリでどんどん計算の概念を獲得したり、その他ビジョントレーニングアプリで視覚機能自体をトレーニングするものもあります。

読み書きが苦手な子どもへの“基礎”トレーニングワーク (通常の学級でやさしい学び支援)読み書きが苦手な子どもへの“基礎”トレーニングワーク (通常の学級でやさしい学び支援)
 

こちらのトレーニングワークを作っている明治図書から、このワークを原作とした読み書きが苦手な子ども向けのひらがなトレーニングアプリが出ていました。

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 8月いっぱいまではセールで720円が480円になっているそうです。

その他、小さいお子さん向けだけでなく小学生、中学生、高校生向けアプリも探せば様々なものが見つかります。次々と便利なものが開発されています。

 

このワークの書籍のほうは算数もあります。

医学と教育との連携で生まれたグレーゾーンの子どもに対応した算数ワーク (初級編1)

医学と教育との連携で生まれたグレーゾーンの子どもに対応した算数ワーク (初級編1)

 

ビジョントレーニングで視覚機能の向上を目指す

視覚自体をトレーニングによって機能の向上を目指すのがビジョントレーニング。

専門の方がトレーニングを行って下さる場所もあるそうですが、数も少なくなかなか通える範囲でみつけることも難しいです。

視機能トレーニングセンターJoyVision(ジョイビジョン) 読み書き、球技、運転が苦手、物が二重に見える、動体視力が弱い、目の疲れ、視覚機能の問題かもしれません。米国オプトメトリストがいる神戸のメガネ店

アプリや書籍などを使ってご家庭で取り組む方法もあります。

 保護者の方と一緒に取り組むなら書籍がよいかもしれません。

 

 アプリでしたらお子さんが自分で好きなときに取り組むことが出来ます。

LEDEXさんのアプリ、少しお値段は張りますがいつでもビジョントレーニングを受けられると思えばそうお高い買い物ではないかもしれません。

新しく出た視覚認知のトレーニングアプリも。

 これらのアプリのことはこちらの記事に詳しく書いています。

nanaio.hatenadiary.jp

 

 前回に引き続きツイッターID @Koukakurouさん(スナック黄ちゃん)のアイディアをお借りします。

https://twitter.com/Koukakurou/status/628400790336503808

学ぶのは教科書やノートだけじゃない!ご家庭の日常生活の中でも学びにつなげられるものはたくさん。

学ぶことに困難を抱えるのならなおさら他で学ぶ楽しさを伝えたいですね。

https://twitter.com/Koukakurou/status/628398871153020928

https://twitter.com/Koukakurou/status/629035152031649792

リビング学習テーブルマット

リビング学習テーブルマット

 

 集中するためのグッズ。ADHDで気の散りやすいお子さんにもいいですね。

https://twitter.com/Koukakurou/status/629191526745157632

id:fumikichi2525さんもご自分の読み書き困難について書かれています。

当事者さんの想いが一人でも多くの方へ届きますように!

fumikichi2525.hatenablog.com

 お子さんに学習のつまづきが見られた場合、原因は読み書き困難かもしれないし、他の原因かもしれません。

読み書きなどに困難があったとしても小さなお子さんには何に困っているのか伝えることも難しいでしょうし、

大きくなっても、周りの皆が当たり前に出来ていることを自分だけが出来ないというのを言葉に出すいうのはとても勇気がいるものです。

読み書きが困難なお子さんに対する支援の大半はおそらくその他のお子さんにとってもとてもわかりやすいものだと思います。

原因を色々探るひとつの方法として取り入れてみるのもいいかもしれません。

なにも英才教育をしようという話ではなく、

まだ見える世界の小さい子供にとって「学校」とはとても大きな存在です。

その学校で辛い思いを少しでも減らせるように

学習において「わかった!」を増やせるように

支える大人が色んなアプローチを用意することが出来ればいいなぁと思います。

紙で読んで紙に書くだけが学習ではありません。

工夫、アプリ、動画、DVD、学習漫画、日常生活の中にも学ぶチャンスはたくさん。

一人でも多くのお子さんが学ぶ楽しさを知り、笑顔で学校生活が送れますように。

読めなくても、書けなくても、勉強したい―ディスレクシアのオレなりの読み書き

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読み書き障害のある子どもへのサポートQ&A

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