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うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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ものが見つからない!もしかして見え方が違うかも?

発達障害特性

片づけられない、見つからない。

ADHDさんにはよくある話だと思います。

ADHDの診断がついたうちの娘、そっくりな特性を持つ夫も

いつもそれで大騒ぎしています。

あれがない!これが見つからない!ここにちゃんと置いたはずなのに!!

いやいや、戻した「つもり」なだけで・・

自分で失くしてキレています。

 

先日ふとしたことで見え方が違うのでは?と思ったことがありました。

夫がしばらく前からとあるものがないと言ってたんですね。

「この前●●を3個買ったのに1個しかないんだけどどこ持ってった?」

本人の記憶では片付けたつもりなので人が持って行ったことになっています。

知らんがな。

後でそれが照明のリモコンのすぐ横に置いてある事に気づきました。

子供が触るものではないのでおそらく本人がテキトーに置いたのでしょう。

リモコンなら毎日のように本人も触るものですし

気付くだろうと思っていました。

それから何週間も経って、また同じことを聞いてきました。

「この前●●を3個買ったのに(以下略)」

「照明のリモコンの横にずーっと置いてあるけど」

「え?うそ?!あ、ほんとだ、あった」

「リモコン毎日触ってて、気付かなかったの?」

「うん、見えない」

見えない

見えない?

マジデ?!

リモコンと探しているものの距離わずか数センチ。

日によっちゃくっついています。

私が「リモコンの横」と言ったことで初めて「横」に意識が行ったようです。

 

娘もどう見ても目の前にあるものを見つからないと大騒ぎすることがよくあります。

自分がここに片付けたつもりの場所になかったら

すぐ近くにあっても気づかない。

「ここにあるはず」という思い込みから逃れられないのです。

あるはずの場所にない=ない になってしまうのです。

かといってきちんと所定の場所に戻せるかというと不可能なんですね。

一つのものを使い終わって他に注意が行った瞬間に記憶から消える。

片づけるように言っても面倒だからテキトーに突っ込む。

で、本人の記憶の中では「片付けた=元の場所に戻した」になっています。

次に使う時には当然「ない!!ちゃんとしまったハズなのに!」

 

そこからちょっと視界を広げれば見つかるのに

なんで見ようとしないんだろう?というのはずっと思っていました。

それが夫の出来事でそういうことだったのか!と腑に落ちました。

特性上シングルフォーカスなので、ひとつのことにしか意識がいかない。

なにか必要なものを見つけようとするとそれしか目に入らない。

リモコンを使おうとすれば、リモコンだけしか視界に入らないのです。

例えば、下の写真のような状況があったとします。

娘の紙粘土工作のチキンですが、

以前から消しゴムが見つからないな~と思いながらも

このチキンの丸焼きを探してたとします。

f:id:nanaio:20150203161746j:plain

 

探している人の意識だとこんな感じで周りのものにも多少意識が行きます。

これだと前から探していた消しゴムも「あ、あった!」になると思います。

f:id:nanaio:20150203161758j:plain

 

ところがうちの娘や夫の見えてる世界はたぶんこんな感じ。

f:id:nanaio:20150219104729j:plain

チキンだけに意識が一極集中してるんじゃなかろうかと。

だからすぐ横にあるものに全く気付かない。

仮に視界に入っていたとしても

意識は「チキンを探す」でいっぱいなので

「消しゴムを探していた」というのはその時点で意識に全くないのではと思います。

 

眼球運動などの問題で視界が狭い場合もあるとのことで

娘は以前に作業療法でフロスティック視知覚検査というものを受けましたが

視野にも眼球運動にも特に問題は見つかりませんでした。

その時に問題の読み飛ばしなどは注意力の問題だと言われました。

夫も特に視野の問題はなく車の運転もします。

あちこちに飛び散る注意力とシングルフォーカス、短期記憶の弱さが相まって

毎日の見つからない騒動になっているようです。

視野の問題ならトレーニングにより良くなることがあるようですが

どうやら特性の問題なので脳の機能上そうなっているみたいです。

かといってこのままでは日常困ることがいっぱい。

出来る対策としては

絶対失くしてはいけないもの、代わりがないものからひとつずつ

指定席を決めて、必ずそこに戻す習慣をつけること。

元々の特性ですから全てのものを元の位置に戻すのは不可能と諦めました。

(私も全部のものは無理です。)

重要なものだけひとつに絞って、習慣がついたらまたひとつ増やしていく。

娘はまず眼鏡から始めました。それから財布、鍵と増やして行っています。

どこかにぽいっと置いてしまうのは全く無意識なので

ひとつでもそう簡単に習慣にはなりません。

眼鏡を習慣づけるまで半年ほどは毎日声掛けをしていきました。

今ではほぼ自分で決まった場所に置けるようになりました。

(たまに眼鏡が勝手に家出するようですが・・・)

消しゴムとかえんぴつとか代わりが効くものに対しては

最初からたくさん用意しておいて

失くしたといえばすぐ次を「はいよっ」と渡しています。

この方がお互いストレスなく過ごせています。

家中あちこち消しゴムだらけ。

特性だと諦められるものは諦めてしまったほうが楽ですね。

いくら言っても100%は無理なんですから

生きていくために重要な10%に絞った方が身に付く可能性は高いのです。

 

もう一つ、娘がものを散らかして片づけを始める時に

まず片づけるものを私が一か所にまとめています。

広範囲に意識がいかないので10個のものがあちこちにあれば

一つ片付ければもう終わったと思ってしまうので

最後まで片付けるには10回声をかけなければなりません。

一か所にまとめることである程度防ぐことができます。

 

大人になった夫のほうは、どうみてもいつも困っているのに

本人がそれを認めるつもりがないし工夫する気もないので

こちらにはどうすることも出来ず、そのまま相変わらず

毎日のように眼鏡どこ!!と大騒ぎしています。

 

一番いい対策は物を減らすこと。

物が少なければ片づけやすいし見つかりやすい。

わかっているんですがこれがなかなかハードルが高いです><

自分の引き出しを片付けさせたら躊躇なく全部捨ててしまう

断捨離の神のような息子を少し見習いたいと思います・・・。

息子は物に対する執着がほとんどありません。

娘と同じく息子も自閉症スペクトラムですが、

物にこだわりを見せることはあまりなく欲しがることもめったにないです。

娘とは正反対です><

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