うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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体幹筋肉が弱く、疲れやすい発達障害児に!リラックス体操(マッサージ)

体幹筋肉が弱いのは発達障害を持つお子さんによく見られる特徴だそうです。

体幹筋肉が弱いと、姿勢保持が難しい、疲れやすい、

じっとしていることが辛く多動になるなどの特徴が現れるそうです。

うちの娘は作業療法に通っていますが

やはり体幹筋肉が弱いと言われています。

娘はADHDと診断がついており、姿勢保持も難しく、多動もあります。

えんぴつの持ち方が指の股に深く差し込むような持ち方も

体幹筋肉が弱い子供によく見られると言われました。

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このように体幹筋肉が弱い、低緊張などが見られると

体のバランスを保つ為に無意識のうちに他の筋肉に力が入りすぎてしまうため

リラックスをすることがなかなか出来ず疲れやすいそうです。

セルフモニタリングも難しいため、疲れにも自分で気付きにくいようです。

 

現在小学3年生の娘は通級指導教室に通っています。

通級担任の先生が娘にリラックス体操というマッサージを時々して下さいます。

娘のように多動傾向がある子に効果が大きいようです。

体幹が弱く疲れやすいお子さんにもいいと思います。

娘もこのマッサージが大好きで

「まるで雲の上に乗ってふわふわ浮いてるみたいに気持ちいい」

と表現していました。

終わった後は穏やかなとてもいい表情をしています。

体から力が抜け、全身がリラックスできるので

疲れがとれて気持ちも安定するようです。

このマッサージ、覚えればご家庭でも簡単にできますし

成人の方だとご自分でやっても効果があるとか。

是非、多くの発達障害児を育てていらっしゃる方々に情報共有をしたいと思い、

先生にお願いして動画撮影させていただき、

ブログに掲載する許可をいただきました。

少し聞き取りにくいかもしれませんが音声で先生の解説も入っています。

ipad撮影のため画像も荒く、マイクに手が触れてしまったため

途中でガサガサと大き目の音が入っています。

撮影が下手で申し訳ありません。音に過敏な方はご注意ください。

 

リラックスできるよう優しい音楽をかけながら

ゆっくり時間をかけてマッサージして下さいます。

マッサージしやすいよう制服のスカートを脱ぎ短パンを履いています。

撮影のために顔にハンカチを置いていますが

この方が刺激が遮断できて娘はリラックスできたと言っていました。

娘はもう何度もしていただいて慣れているので

寝転んだらすぐに全身の力を抜けるようになっていますが

最初の頃は寝転んでいても肩や腕、脚など力が抜けきれず

先生が両腕をもってぶらぶらして力を抜く感覚を教えて下さったり

仰向けから先生が腕を上に少し引っ張ってすとんと落とし

肩の力をうまく抜けるよう指導して下さっていました。

上手に力が抜けたら腕や足を指の一本一本まで丁寧にマッサージ。

娘は手足の先が冷えていることが多いのですが

マッサージが終われば血行が良くなるのか

いつもぽかぽかあったかくなっています。

娘は刺激に対する閾値が高く、少々強めでも気持ちがいいようですが

お子さんに合わせてちょうど気持ちがいいくらいに

調節されるとよいかもしれません。

ただ、触覚に過敏のあるお子さんには向かないかも。

家で息子に同じようにしてもくすぐったいらしく逃げ出します><

(息子は特に触覚過敏ではありませんがなぜかダメらしいです。)

 

以前、限定公開でこのリラックス体操の動画を

知り合いの方にお見せしたことがあるのですが、

なかなか入眠できないお子さんが眠りやすくなったと

おっしゃっていただいたことがあります。

力が抜けて血行もよくなりリラックスできるので

入眠効果もあるのかもしれませんね。

 

娘はこのリラックス体操が大好きで家でもよくせがまれるのですが

ここまで毎回びっちりやるのはなかなかメンドーでもあり・・

最初に何分だけとか、今日は足だけねと約束をしてから

一部だけに省略してもとても気持ちよさそうにしています。

(性質上、最初に約束をしておかないともっともっとときりがないので)

 

娘はADHDで思考も体も多動があり

傍目から見ていてもよくエネルギー切れないな~と思うほど元気ですが

自覚できていないだけでかなり疲れているのかもしれません。

時々生きてるのか不安になるほど眠りも深く、睡眠時間も多く必要です。

このリラックス体操で自分で力をうまく抜くトレーニングが出来れば

体の緊張状態も疲れもとれて、意図的にリラックスする

セルフコントロールにもなると思いますし

心の安定にもきっと繋がると思います。

触覚の過敏などがないお子さんでしたら、

親子のスキンシップのひとつとして取り入れてみられてはいかがでしょうか。

発達障害の子の感覚遊び・運動遊び 感覚統合をいかし、適応力を育てよう1 (健康ライブラリー)

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