これは特性によるものだそうですが
うちの子供達は探し物がとても苦手です。
見えないものを認識しにくいこと、
想像してここにあるだろうと予測を付けること
記憶をたどること、
一度見たところには絶対ないと思い込みも手伝います。
その物の一部が見えていても、目の前にあっても気づかないことが多いです。
片づけが苦手で短期記憶の弱さもあり
しょっちゅう物がなくなります。
そんな子供達が、おもしろい遊びを始めました。
「探し物ゲーム」です。
私に飴をたくさん渡して部屋に隠してくれと言いました。
いっぱいあると探しきれないものや覚えていないものが出るから
ひとつだけにしようね、といって子供達も同意。
最初は家中のどこかに隠せと言ったのですが
範囲が広すぎると絶対に探せないだろうな~と思ってひとつの部屋にしました。
別室で待たせて私がひとつの飴を隠します。
最初は見つけやすいところから。
「いいよ~」と言うと二人が一斉に捜索を始めます。
少しずつ難易度を上げながらきゃっきゃと探しています。
難しい時はヒントを出したりエリアを限定したり。
隠さずにテーブルの上にぽんとおいていたら意外と見つからないw
何度か私が隠すと、そのうち二人で遊び始めました。
(実際使ったのは個包装の飴です)
一人が隠して一人が見つける。
次々とアイディアを出しながら工夫していました。
キッチンタイマーを使って1分以内に探せば飴がもらえる。
最初に隠し場所の難易度をレベルいくつと教えたり
近くにいくと手を叩いてヒント。近いほど手をいっぱい叩く。
わからない時はヘルプを言うとヒントを教える。
お互いが楽しく遊べるように考えていました。
いつもなら自分の勝ちにこだわる娘。
「上手に仲良く遊べる工夫してるね~」と褒めると
息子が探している間にキッチンにいた私にこっそり教えてくれました。
「だって、見つからなかったら(息子)はキーキー言ってやめるって
言い出すから、見つかりやすいようにヒント出してるんだよ。」
おもしろいからもっと遊びたい、そのために楽しくやれるように
弟に配慮していたようです。
おお!!私が私がと我を通し続けてきた娘が成長してるわ!!
社会性(?)が少しずつ身についてる。
弟の特性もよくわかってるな~ww
とても楽しかったようで夕食の時間まで延々交代に飴を隠していました。
物を探すために色んな角度から物を眺めたり考えたり。
隠すほうも相手の探しそうなところを想像しながら隠します。
お互いに楽しくやる為に工夫したり気遣いをしていました。
全て特性上、うちの子供達の苦手なことです。
これを楽しく遊びでやれるならすごいトレーニングになるなぁと思いました。
工夫次第でもっと小さい子でも楽しめますよね。
探すエリアを限定して探すものをもっと大きいものにしたり。
まずは見つけた!!って成功体験から入る為に
見つけやすいところから初めて徐々に難易度を調整すればいい。
大人と一緒なら子供一人でも大丈夫。
逆に食べ物でなければ隠すものをひとつじゃなくたくさんにしてもいいし
人数が多くても遊べます。
文字のカードを何枚か隠して全部見つけると言葉にすれば
競争ではなく協力して探すことも出来るでしょうし
おやつの隠し場所のヒントを書いてあるカードを隠すとか
工夫次第で楽しみを広げることも出来ると思います。
夏休みもあと少しになりました。
炎天下で外の遊びに行けない時などに
単純な遊びですが家の中でストレス発散にはいいんじゃないでしょうか。
娘の成長ぶりがとても嬉しい出来事でした。
これでもう少し探し物が見つかるようになってくれれば
もっといいなぁと淡い期待をしつつ・・・。
子供達の消しゴムはどうやら足が生えていて
勝手にどこかに出かけるらしいですし><
消しゴムだけじゃないですけどね・・・。
ありとあらゆるものに足が生えてるっぽいです。
また違うバージョンで遊んでみたいと思います。
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