最近ツイッターの私のタイムラインではアナログゲームの話をよく見かけます。
ボードゲームが発達障害児の療育に用いられているという話でした。
前記事にもゲームのことを書きましたがデジタルゲームと違いアナログゲームはリアルな人間を相手に勝負ですし相手とのやりとりなどコミュニケーションにはとてもよい練習になります。
娘の通級教室ではボードゲームやUNOや百人一首などで遊びましたし、息子の療育でも7並べなどのトランプゲームをやっていました。
ちょうどその頃ツイッターでアナログゲームの製作者様からお声をかけて頂き、療育教室でも使われている「かたろーぐ」というゲームを試してみませんかと誘っていただきました。
こちらが製作者様のウェブサイトです。
療育の教室で使われているまとめも教えて頂きました。
遊び方はかんたん。
お弁当屋のチラシでも通販のカタログでもよいので何か選べるものを用意します。
一人がその中の好きなものをランキングして順番にカードを並べ伏せておきます。
他の人がそのランキングを当てて行って当たればトークンがもらえます。
早速届いた「かたろーぐ」で子供達と一緒に遊んでみました。
真剣に順番を考える息子。(パジャマ姿ですみません)
優先順位をつけることが苦手なお子さんにもこうやって順位を考えるのはとてもいいトレーニングになると思います。
今回は子供達が大好きな妖怪ウォッチのキャラクターをプリントして使ってみました。
写真では見えにくいですがキャラクターの紙の上に大理石でできたトークンが置いてあります。
それと同じマークのカードを順番に伏せて並べて行きます。
どのキャラクターが好きなのかな?一番はなんだろう?
真剣に考えます。人の気持ちを想像することが難しいと言われる発達障害児ですが、ゲームとなれば一生懸命当てようと考えています。
当たればハート型のトークンがもらえます。
当った方もうれしい、当てられた方もわかってもらえてうれしい顔をします。
そこでそのキャラクターを選んだ理由や「えー、意外!」などと話に花が咲きました。
これは今二人でやっていますが、もっと多い人数で遊ぶことも出来ます。
手のひらサイズのかわいいポーチに全て収まるのでどこにでも持ち運びができます。
これを外食する時に持って行ってみました。
注文して料理を待つ間、デザートメニューを使い4人でかたろ~ぐ。
せーの、で一斉に指さして当てて行きます。いつもならそわそわ落ち着かない待ち時間もあっという間に感じるほど盛り上がりました。
その他、幼稚園の卒業アルバムを使って好きな子ランキングも盛り上がりました。
へ~!こういう子が好みなんだ!と新しい発見もありました。
このゲームは選ぶ物さえあればなんでも遊べること、なければ紙に自分で書いたものでもいいのです。
おまけに勝ち負けにあまりこだわらないでよいことも楽しく遊べる理由のようです。
子供達にどんなことが楽しかった?と聞くと、相手の気持ちを想像するのがおもしろかった、当てられた時が嬉しかったと言っていました。
発達障害児が苦手とするイマジネーション、コミュニケーションの両方を楽しくトレーニング出来る、なるほど、療育的にもとても良いものだなあと思いました。
「かたろ~ぐ」は「すごろくや」さんの通販で購入することが出来ます。
お値段も1500円とお手頃です。
もしも大理石トークンやカードを紛失した際には中の説明書きにある製作者のちゃがちゃがゲームズさんのメールアドレスやツイッターIDの方へ連絡すれば実費で個別対応して下さるそうです。
こだわりのあるお子さんにも安心ですよね。
他にもいろいろなアナログゲームを療育に取り入れていらっしゃるところもあるようです。
カタンはこれですね。今とても人気のあるゲームだそうです。
数理的な発想を育むアルゴも人気です。
これはうちの子供達がアプリで楽しんでいますがボードゲームならみんなで盛り上がれますね。
もうひとつ、ボードゲームの話をツイッターでしていたところフォロワーさんから面白いゲームを教えて頂きました。
「Numer0n(ヌメロン)」といって以前テレビ番組でやっていた数字あてゲームです。
2人で3ケタの数字をそれぞれが書き、相手の書いた数字を当てて行きます。
交代で3ケタの数字を言い、場所も数字もピッタリなら「EAT(イート)」数字だけ合っていたら「BITE(バイト)」とそれぞれの数を相手に言います。
そのイートとバイトの数をヒントにしてあいての3ケタの数字を当てて行くのです。
最初はアプリでやり方を覚えました。
アプリの中ではシャッフルなどお助けアイテムも使えるようになっていましたが、それは省略してイートとバイトも面倒なのでAとBに変えて子供達と紙に書いて遊んでみました。
テーブルに向かい合い一番下に書いた自分の数字は折って隠しておきます。
汚い字ですが遊んだあとの紙。こんな感じで相手の言った数字、自分の言った数字と、AとBがいくつあったかを書き込みます。
数字が大好きな息子ももちろん、娘もとても気に入り盛り上がりました。
これ、アレンジがお子さんのレベルに合わせて色々と出来るんです。
3ケタが難しければ2ケタにしたり、0~9でなくてももう少し数字の数を減らしたりで対応できます。数字好きで3ケタが簡単なら4ケタに挑戦するのも面白いです。
一対一の勝負なので勝ち負けははっきり出ますが、一人が当ててもそこでゲームオーバーにせず、もう一人も当てるまで続けています。
そうすることでどちらも当てた喜びが楽しめるのです。
これは算数的な論理的思考も養え、紙とペンがあればどこででも遊べます。
最近注目のアナログゲーム、ご家庭でも取り入れてみてはいかがでしょうか。

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