今小中学生に大人気の物づくりゲーム、マインクラフト。
ADHDや自閉症スペクトラムなどの
発達障害児によいと聞いたので我が家でも始めてみました。
マインクラフトってどんなゲーム?
壮大なレゴのようなゲームで様々な材料から出来たブロックを使い
自由な発想で物を作っていきます。
冒険をしながら材料の調達も道具作りも自分でこなして行きます。
何をどうするのかも自分で決め、自由な発想で遊ぶことが出来ます。
PC版、Xbox版、PS版、アプリと色んなものでプレイできるようです。
うちはipadでやっているのでアプリのマインクラフトPE(ポケットエディション)
クリエイティブモードとサバイバルモードの2種類があります。
(PC版などはもっといろんなモードがあるようです。)
クリエイティブモードは創作や実験中心のモード。
自由にモノづくりを楽しめます。
サバイバルモードでは夜になると敵が出てきて
空腹や体力のメーターがあり、冒険を中心としたモードです。
もちろんモノづくりもしていきます。
最後の目的はボスのドラゴンを倒すことだそうです。
発達障害児にどんなことがいいの?
実際にうちの子供達がやっているのを見ての感想と
英語ですがこちらのサイトに書いてある内容と合わせて解説してみます。
Minecraft - LearningWorks for Kids
私は翻訳が出来ませんので自動翻訳でだいたいの意味を把握した上で
出来るだけわかりやすく説明したいと思います。
なので直訳ではなく私の視点も入れての解説です。
<集中力>
サバイバルモードでは夜になるとモンスターが現れるので
ゲームの最初は昼間のうちにとりあえず身を隠すための
穴や簡単な建物を確保しなければなりません。
(武器などをそろえた後は戦うようです。)
そして空腹や体力のメーターがあるため食糧の確保も必要です。
昼間の時間はおよそ10分。(一日は20分です。)
その間に集中してタスクをこなしていく必要があります。
好きなことには素晴らしい集中力を発揮することの多い
発達障害児には向いていると思います。
ADHDなどで注意力が散漫な場合にもいいトレーニングになりますね。
この最初に敵に合うまでに身を隠すための準備をするのが
ちょっとハードルが高いかもしれません。
モノづくりに慣れるまでクリエイティブモードで練習してもいいと思います。
戦いゲームが好きでチャレンジャーなお子さんなら
最初からサバイバルモードでもいけるかもしれません。
下にリンクしてある攻略法などでじっくり研究してみるのもいいでしょう。
<柔軟性>
様々な材料を見つけ、それを組み合わせることで
道具や建材、武器、家具など様々なアイテムを作っていきます。
地形や変化する環境に合わせて工夫し柔軟に対応していかなくてはなりません。
状況に臨機応変に対応するのは自閉症スペクトラムの苦手なところ。
夢中で遊びながら状況判断力がが訓練できるのはいいですね。
今はインターネットで調べれば攻略法はたくさんありますので
うちの子供達も自分で調べてどんどん作っています。
困った時に自分で調べて対応していくこと、これも大事なスキルです。
<計画性と時間管理>
何かを作りたい時に、どんな材料がどの程度の量必要か、
そのために要する時間はどれくらいか、
自分で計画を立てて進めていく必要があります。
サバイバルモードでは夜になると敵に襲われるので
時間を考慮しながら計画を進めていかなくてはなりません。
時間に対する感覚が身に付きにくいお子さんも多いと思います。
時計を常に気にしながら行動するいい訓練になると思います。
時間と同時に材料集めや建築作業、敵に襲われる危険など
様々なことを考えながらのプレイになりますので
マルチタスクの訓練にもよいと思います。
優先順位も考えなくてはなりません。
計画を立てて実行する、そして達成した時の喜びも
とてもいい経験の積み重ねになるのではないでしょうか。
<空間認知能力>
四角いブロックを組み合わせて色んなものを作り、
立体を様々な角度から見ることが出来るので
図形などの空間認知能力を養うのにとてもよさそうです。
発達障害があると視知覚や空間認知能力にアンバランスが見られる場合も
よくあるそうなので3次元で物をとらえて作るのは
いいトレーニングになると思います。
うちの子のゲーム状況
実はまだアプリをダウンロードして一週間くらい。
そんなに進んではいません。
娘が最初からサバイバルモードで始めてしまったために
敵が出るのが怖いと言い出し、すぐに一旦やめてしまいました。
なので慣れるまではクリエイティブモードで再開し
今では夢中で好きなだけ物を作って楽しんでいます。
自分でネットを使いあちこち調べながら面白いものをどんどん作っているようです。
今まで製作にかけた時間は3時間ほどですが
立派なおうちを作りました。
本人いわく「豪邸つくったよ!」
家の周りには線路が敷いてあります。
線路にトロッコを走らせなんとジェットコースターを作りました。
これ、乗ることも出来るので家の周りをかなりのスピードで回ることができます。
おうちの中のです。これはベッドルーム。
こちらは図書室。天井にあるのはパンプキンのシャンデリアだそうです。
なぜか最上階で羊をたくさん飼っています。
羊毛をとる為でしょうか。カラフルな色をつけたようです。
娘は元々モノづくりが大好きで
ちょっと変わったアイディアでよく驚かせてくれます。
とにかくめちゃくちゃ楽しいようで夢中で遊んでいます。
今はクリエイティブモードですが
慣れて来たらサバイバルモードにチャレンジするのかな?
クリエイティブモードだけでも十分楽しめますので
お子さんのタイプに合わせて選ぶとよいと思います。
お子さんがプレイする上での注意点
自由度がとても高いゲームですので
最初はどうしていいのかわからないお子さんもいらっしゃると思います。
表記が英語なので通訳も必要です。(ごく簡単な英語です。)
最初のうちは保護者の方がサポートしながら進めるとよいかもしれません。
とにかくハマればとっても面白いゲームですので
やりすぎに注意した方がよいと思います。
過集中を起こしてしまえばあとでぐったり疲れてしまうことも。
うちでは宿題などやるべきことを済ませてからやること、
家庭学習をした量に応じてプレイ時間が決まるルールにしています。
物を作るゲームですから、ある程度まとまった時間が必要になります。
何日か家庭学習のポイントを貯めてからガッと集中してやっています。
それぞれのご家庭に合ったルール決めと時間管理を
最初に行っていたほうがいいと思います。
後は、視力に問題があったり睡眠に問題があるお子さんは
寝る前に長時間ディスプレイをみるのは避けた方がよいかもしれません。
ダウンロードと攻略法
スマホでもタブレットでも楽しめるマインクラフトPEのダウンロードはこちら
パソコン版のダウンロードはこちら
マイクラPEの攻略法についてはこちらが詳しいようです。
初めての方向けの動画解説もあります。
【マイクラPE攻略】Minecraft – Pocket Editionの遊び方・攻略まとめ。 | 毎日17時更新!アプリをおすすめするAppBank
現在小学1年の息子も興味津々なのですがまだちょっと難しいのか
少しプレイした後は娘がやっているのをじっくり見ているだけです。
見てしっかり覚えてからやりたいのかもしれません。
息子は特性上、自由度の高いものが苦手でとても慎重です。
クリエイティブなことが好きなお子さんでしたら
6歳前後でも大丈夫だと思います。
まだちょっと難しいかなと思われるお子さんでしたら
こちらがおススメです。
しばらくやってなかったこのアプリも
娘のマインクラフトに刺激されてか息子が一生懸命やりはじめましたw
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