うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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笑い虫ゲラオ 自閉症ってこんなの?

自閉症スペクトラムのうちの子達。

身近にいない人だとどういうイメージを持つのでしょう。

子供に診断がつく前は、

奇声を上げたり、泣き叫んだり(つまりパニック)

何を考えているのかわからないような暗いイメージを私は持っていました。

 

いつもは子供の困り事などを主に書いていますが

今日は普段の様子について書きたいと思います。

広汎性発達障害の息子は手がかからない大人しい子。

幼稚園でも集団行動を乱すこともなく、ルールをきっちり守り

自由時間はただ人を眺めていたりする子です。

 

しかし、家ではとてもよくしゃべります。

そして物凄い笑い上戸で笑い出すと止まりません。

これは赤ちゃんの頃からで、

少しあやしただけでゲラゲラ声を上げて笑っていました。

よく自閉症を疑うとき、目が合わないという話がありますが

うちの子はばっちり目を合わせていました。

言葉遊びが大好きで何かを一文字変えては自分で

おもしろい~!!と大笑い。

変顔をしては笑い、ちょこっとつつけばきゃっきゃと笑う。

息子が笑い出すと「あ、笑い虫が鼻から入ったか!」

などと言うと益々笑うので、うちではゲラオと呼んでいます。

 

最近は笑うだけで済んでいますが、

4歳ごろまでは感情のコントロールがうまくいかず

笑いで興奮しすぎて、いきなりぎゃー!!!と泣き出していました。

今まで笑っていて何も起きていないのに周りは何事かと驚きます。

 

娘も前向きで明るくよく笑う(そして暴れる)子。

アイディアが次々と浮かぶ面白い子です。

 

最初はこの子供達に広汎性発達障害と診断名を言われた時に

(娘はADHD、アスペルガーもついていました)

ナニソレ?だった私に主治医が

「自閉症も含む似たような障害」

(はっきり言葉は覚えていないのですが、だいたいこういう意味の説明でした)

自閉症・・・・?この子が?

いや、私の思っていた自閉症とうちの子って全然違うし!

しゃべるし笑うし発達が遅れているようなことも特にないし!

(社会性など遅れている部分は多くあったのですが、日常生活の

 身辺自立などに関してはなかったので当時気づいていませんでした。)

 

娘のADHDだけ疑って受診した私は

おまけに自閉症スペクトラムの診断がついたことにひどく動揺しました。

保健師さんに念のためと勧められて受診した息子に関しては

カンシャク以外に困っていたこともなかったので

まさか障害と言われるとは思いもしていませんでした。

今となっては、まあ間違いなくそうですねといった感じです(笑)

 

今日小児科に行った時の息子、

待合で読みたい本を探しているのかと思いきや

ぐちゃぐちゃの絵本をサイズ順にきれいに並べ替え、

シリーズのマンガを1巻から順番に並べていました。

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並べ終えた後には

「ぼく、きれいにならべるのが楽しいんだよね~♡」

小さい頃から積み木やブロックで何かを作るではなく

ひたすら規則正しく並べていた息子らしいです。

(最近は形のあるものを作っています。)

きちんと並んでいないのが気持ち悪くてイライラするのなら

ストレスも溜まるでしょうが、

並べるのが楽しいのならそれはそれでいい。

 

特別な才能なんてなくても

この子達には素晴らしいところがたくさんある。

普通じゃないから、普通じゃない発想が出来る。

出来ないことがあっても、

普通の人が気づかない視点をもっている。

それを生かして生きて行く道を一緒に探っていきたい。

 

普通じゃない視点といえば、

先日学校から持って帰った娘のテスト。

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縦横高さの3辺だけを足したのではなく、

12辺ぜーんぶ足しちゃったので「い」の箱が4m40cm(笑)

「あ」もそう答えたらしいですが消してあります。

「頭で計算するの大変だったよ!!」と言っていました。

問題文を読むと、そうとも確かにとれる。

間違ってはないんだけどな~、テスト的には間違いなんだな~。

こういう問題の場合はこう答えるとパターンを覚えてねとしか

言いようがなかったです。

 

爆発したり、嫌になったりすることもありますが

日々はこんなおもしろい子供達といる時間を

楽しんでいます。

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