お母さんだけじゃなく、お父さんおじいちゃんおばあちゃん幼稚園や保育園や学校の先生
子供にかかわるありとあらゆる人にお勧めしたいくらい感動しました。
これ皆が読んだら日本変わるんじゃねーのってくらい!
発達障害に関係する話ではなく子育て全般について書かれた本です。
その間に控室においてあった「子育てハッピーアドバイス3」を読みました。
恥ずかしながら涙がポロリ鼻水じゅるじゅるになってしまいました。
子供の気持ちに寄り添ってわかりやすく書いてあり
そういう気持ちだったんだね、わかってあげられなくてごめんね、という気持ちと
母親に対しても今まで本当によくがんばってきたねと褒められたような嬉しさで
泣いてしまったのかなぁと。
子育ての日常で起こる困ったことをひとつひとつ例に挙げ
その時の親子の心情やその原因、そして具体的な対策を
イラストやマンガも織り交ぜながらわかりやすく書いてあります。
早速、ハッピー子育てアドバイス1、2、3と入手。
それぞれ色んなパターンの悩み事解決策が書いてあります。
この本の中で繰り返し書かれていることは
自己肯定感の大切さ。そしてそれを育むためにはどうしたらよいのか。
人間が人間として生きて行くために、自分の存在を認められることがいかに重要か。
子供は大人の所有物ではなく大切な人格を持った一人の人間であること。
発達障害児を育てていると度々聞く「自己肯定感」と言う言葉。
育てにくかったり、少数派であるためにどうしても低くなりがち。
そこから二次障害を起こしたり生きにくさに繋がっていく。
とても大切なこととわかりながら
実際にどうしていいかわからない。
そのノウハウがたくさん詰まっていました。
感情的に叱ってはいけないと知ってはいても
イライラが募ってこらえきれなくなり爆発する。
こんな私にもこの本は優しく受け止めてくれ
どう気持ちをもっていけばいいのかもアドバイスしてくれました。
かといって一度読んだだけで完璧にこなせることはありませんが^^;
ただ、書いてあるノウハウにおいて発達障害の特性上
うちの子にそのまま使えないだろうなと言う部分もいくつかありました。
例えば、何でも先回りして親が口うるさく言うより
失敗して子供が自ら学ぶチャンスを与えた方がうまくいくと。
例として忘れ物の話がありました。
実際に忘れ物をしたことで子供が自分で気をつけなきゃと思うという話。
ADHDの娘には使えません><
忘れ物をしても次から気を付けようとその場は思っても
特性ですからやっぱり忘れます。
毎回忘れ物を繰り返して自己肯定感を下げてしまうよりも
親がチェックしたり声掛けする方が有効です。
何よりも素晴らしいと思ったのが
「こういう子育てはダメ」「こうするべき」
と言うような表現が一切なく
あまりよくない例はマンガで(あ〜こういうことあるある〜)と共感でき、
その場合の親子の気持ちについて肯定的に書かれてあり
そして具体的にこう言いかえればお互いうまくいくことが多いよと
対応策もとてもわかりやすい。
・「がんばれ」より「がんばってるね」と認めた方がいい
・子供をやる気にさせる注意のしかた サンドイッチ法 などなど。
子供の受け入れ方だけでなく、読んでいる保護者をも受け入れてくれる形で書いてあります。
なのでとっても読んでいて心地よいのです。
まるで童話「北風と太陽」の太陽のように
自然に自分の中に受け入れられて心が軽くなっていく感じを受けました。
母親サポートの章に
「子どもを守ろうとするなら、まず、それを支えるお母さんを守らなければなりません」
「私は私でいいんだ、この子はこの子でいいんだ」
「子は宝なら母親も宝」
もうタイトルだけで救われる気がしました。
これからも子育てに悩み落ち込む日々が何度もやってきそうです。
その時にこの本を読み返したいなと思いました。
私のヘタな読書感想文にお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
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