うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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中学受験を考える。

発達障害児の就学時の学校選びや学級選びに関しては

今までいくつかエントリを書いてきました。

今うちの子は小学生なので今日はその先の中学についてのお話です。

うちでは子供達の中学受験を視野に入れて家庭学習をしています。

まだ小学3年と1年なので先の事ですし確定しているわけでもありません。

今通っている小学校では素晴らしい支援体制に恵まれているため

このままいけばよいのですが、クラス替えや先生の転勤などで

変わる場合もありますので、高学年になった時の子供の状況にもよります。

不登校になっている可能性ももちろんあるでしょう。

つまりその時にならないとわからないのですが、

今は選ぶことが出来るように準備をしている段階です。

 

としぞう(id:gerge0725)さんのエントリを読ませていただきました。


 中学受験を目指すことによる子供にかかる負荷、

必要なスキル、それを乗り越えた後のメリット、

本人の意思の大切さ、学校選びについてのなど情報がたくさん!

中学受験塾の現場にいらっしゃる方のお話はとても勉強になります。

うちは地方都市なので首都圏ほど激しい競争はないですが、

いやぁ・・みなさんすごいですね。うちの子大丈夫か・・?

 

中学生という年頃は思春期でもあり反抗期でもあり

自立に向けて精神的に伸びるので子育てにおいても難しい時期だと思います。

普通のお子さんでも難しいこの時期において

ほんの少しの工夫や支援で出来る出来ないが左右される発達障害児は

厳しいことが多いんじゃないかとビビッています。

その為にも選択肢を増やせるようにしたいのです。

(まだこの時期の子育てを経験していないのでなんとも言えませんが・・・)

 

私が自分の子供の中学受験を考えたのは上記以外にいくつか理由があります。

・子供達が勉強にまつわることに興味を示していて、やり方次第では

 勉強が好きだと言うこと。

 

・得意なことを伸ばしてやりたい。

 勉強ができるからうまく生きて行けるわけではないけれど、

 特技の一つとして役立てることは出来ると思った。

 

・娘は周りの環境に左右されやすい。

 周りががんばる環境ならば負けず嫌いが高じてがんばることができる。

 多動で常に落ち着かないため、何かやることを提案する方が落ち着く。

 何か目標を持ってがんばることが娘には必要。

 

・息子は興味の対象が同級生と違いすぎることが人付き合いの壁になっていて、

 同じように勉強すること、知識を得ることに興味を持つ人の中にいることで

 自分らしく振る舞える可能性が大きい。

 

・息子は今の学校でも幼稚園の時も、やられても何も言い返さないことから

 やんちゃな子供のターゲットにされやすい。

 中学になるとそういう子が周りに増える可能性が大きいし

 (今の地元公立中学を見る限りでは)

 成長次第だと思うけども息子は自分で助けを求めることが非常に苦手。

 

これらのことから中学受験をするか、地元公立ならば支援学級かと言う

選択になるのではないかと思っています。

ただ、うちは経済的理由から私立はちょっと厳しいので

公立の中高一貫校か国立かで考えています。

ここで問題は、受験で入る学校では支援を求めるのは難しいということ。

その点は、私立の方が配慮を期待できると言う噂ですが、

うちの場合は特待生で授業料免除とかでないと無理ですし

途中で成績が落ちて特待が切れるプレッシャーを子供にかけるのもアレだなぁと。

支援のある地元公立か、子供に合った学習環境のために受験するか

子供が高学年になった時の成長具合と本人の意思で決めたいと思います。

 

あと、問題になるかなと思うのが、息子が特別支援学級在籍であること。

私立ではあまり関係ないらしいですが、公立の場合、こちらの地域では

在籍校から内申書のようなものを送らなくてはならないそうで

それに関しては息子の就学の際に受験で募集している中学に直接電話をし

聞いてみたのですが、やはり障害が理由で断るとは言えないでしょうし

「面接で学校生活に支障がないかどうかは見させてもらう」という返事でした。

ん~、結局本当の所はよくわかりません。

 

としぞうさんのおっしゃる通り、一番大切なのは本人の意思です。

娘は受験する気は満々なのですが、なんにでも興味を持つ子なので

こんなんあるよ~と言うだけで「やる!!」となります。

中学受験もたぶんそのノリでやると言っているのかもしれません。

受験勉強のストレスなどに耐えられるかどうか、

その為にも今一度本人の意思と覚悟を確認する必要があります。

発達障害があるとメタ認知が付きにくいらしく、より覚悟が重要になるでしょう。

これから学校見学などを経て、娘と一緒に考えて行こうと思っています。

今現在では目標がある事は娘にとって学校生活にも

とてもいいモチベーションになっているようです。

 

息子に対しては一度も中学受験の話をしたことがありません。

ただ本人の興味に沿って家庭学習を行っているうちに今のようになっています。

まだ1年生ですので先の事はわかりませんが、

塾のオープンテストを受けたり数検を受けている様子から

このまま伸びれば行く学校をある程度選べるようにはなるのかなと感じています。

息子の場合は、高学年になった時点で自分が先々どういう環境で

学習していきたいのかを選んでいければいいだろうと思っています。

受験し自分と似たように学習に興味をもつ人たちの環境を選ぶか

地元公立で支援学級がいいのか、どちらかになるかなと。

ただ、中学の支援学級で学習環境がどれくらいなのかも

まだ情報を入手していないので、高校進学に響くようであれば

それも含めて息子本人と相談して決められればいいなと思っています。

 

どちらにしても子供達が長い時間を過ごす学校で

自分の居場所を確保できる場所であることが一番大切。

正直、入ってみないとわからないことだらけですが

二次障害に至るほど辛い経験は出来るだけ避けてやりたいのが

親としての願いです。

その上で本人の力を引き出せる環境を選んでいければいいなぁと思っています。

その為にも学校を選べるよう今のうちから準備をしておきたいのです。

 

 

勉強が出来るから、生きやすくなるかと言えばイコールではありません。

ただ、自信の持てる何かがあるということは

子供の自己肯定感に大きく役立ちます。

意識的にうまく関連づけることが出来れば、苦手を引き上げることも可能です。

人より天才的な何かでなくとも、好きなこと、得意なことを

見つけて伸ばしてあげることが出来ればそれがいろんな面で

プラスに作用すると思っています。

就学前から先取り学習をしていたことで

もしかして学校の授業がつまらなくなるんじゃないかと少し心配していましたが

実際入ってみると「授業がわかる」こと、褒めてもらえることが嬉しく

支援体制にも恵まれていることで楽しく学校に通っています。

特に家と学校では別人の娘は、学校で自信をつけてもらっているようです。

 

このような状態が、学習以外に人間関係も難しくなる思春期以降も

続いてほしい。その為に、中学受験も視野に入れた家庭学習を続けています。

娘は塾に行きたがっているんですけどね・・・高いですよねー、中学受験塾><

こちらの別ブログで子供達の学習記録をつけています。

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