うちの子流~発達障害と生きる

発達障害を持つ子供たちとの日々をつづります。

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息子の発達検査結果と特別支援学級

息子の就学についてずいぶん悩みました。
オープンスクールや娘の参観日にも何度も息子と一緒に支援学級などの見学に行きました。
幼稚園の役員をやっているのですがそのつながりで現在支援級に在籍しているお子さんの
ママさんに色々とお話を聞かせていただいたり
幼稚園の先生や息子本人と相談し支援学級に申し込むことに決めました。

最終期限ではないですが、教員の配置や教室の確保などで9月末までには人数を把握したいと
学校側に言われていたので結構焦りました^^;
就学前の発達検査が9月でしたので急いで結果と診断書を作ってもらい
今は幼稚園で小学校や教育委員会に提出する書類を作ってもらっています。

息子本人は今幼稚園でがんばれているから普通学級でもがんばれるかもしれないけど
少人数の方が僕は楽だな程度の認識ですが
発達検査を受けた時に息子の困難を改めて知ったのが決めた一番の理由でした。

今回はWPPSIを受けました。
言葉の表現を変えれば知っているはずのことでも
質問の意図を理解できないので違う方向に答えてしまう。
例えば「自転車はどんなものですか」の質問に
「人間の足で歩くより早く動けるもの」と答えます。
おそらく「乗り物」が模範解答なのでしょうがその単語が含まれていないので
先生がさらに「もうちょっと教えてくれるかな?」と言うと
「鉄で出来ていてタイヤが二つあって足でこいで・・」と細部の説明になっていきます。
こんなパターンがずっと続きました。

あと得意なはずの算数問題でも
「りんごが一つあります。ナイフで半分に切りました。りんごはいくつになったでしょう?」
の質問に答えられませんでした。
息子の頭の中では半分に切ったりんごはあくまで二分の一個であって
二分の一が二つでは1にしかならないのです。
質問が「一つのりんごを半分に切ったらいくつにわかれるでしょう」
なら2つと答えられるはずです。

「動物を二つおしえてください」「キリンとライオン」
「じゃ、もう一つ教えて下さい」「(かなり間が空いて)・・・動物を答えるの?」
質問をひとつずつ言葉通りに受け取るので会話の前後のつながりが把握できていないようです。
そして答えたのが「サンゴ」だったのは(そこにくるか!)と笑ってしまいました。
確かに珊瑚は動物ですがうさぎや猫は思いつかなかったところが息子らしいです。

最後に人の絵を描く問題が出てフリーズ。
「じゃ、まず顔を書きましょう。丸を書いて」からひとつずつ進めてもらってやっと完成。
息子は絵を描くことが大の苦手です。

家で私といる時の息子はこんなに困ってはいません。
子供達に伝わりやすい表現が身についてしまっているからだと気付きました。
そして一旦外に出て別の人と接すれば、息子はこんなにも困るんだと再認識した次第です。
これでは小学校で先生の指示が理解できないことが山のようにあるだろう。
わからなくても息子は大人数の中、先生や友達に聞くこともできないのです。
やはり息子にとっては支援級の方が適した環境だろうと判断しました。

トータルのIQ値としては121と悪くはない数字なのですが激しい凸凹がある結果となりました。
納得いかないのが家で私が勉強を教える限りでは
娘より息子の方が圧倒的に物の理解が早いのですが
娘の方が過去に受けた同じ検査ではるかに数字が上だったこと。
勉強とIQはさほど関係ないのかもと思いました。
想像力を持って言語を理解することが重要なのでしょうか。

ま、本音を言えば娘であれだけの数字が出たのだし
娘より理解も早く知識の多い息子だったらとんでもねー数字が出るんじゃないかって
思ってたんですわ^^;
以前の療育先でも心理士さんに150は軽く出るんじゃないの〜?って言われてましたし。
ところがすっとこどっこい、検査で自分が思ってた以上に特性バリバリの息子に
先行きの不安が募っただけでした><

そして結果の凸凹が娘と息子で鏡のように見事な逆!
性質も全く違う姉弟ですが、やっぱりな〜って感じでした。

あれだけ悩んだけども、もう支援学級に入れると決めたんだし、
後は息子が楽しく学校に通えるよう私の出来る準備はしっかりやらねば☆
(実はサポートブック作りが待ってて気が重い・・・・)

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