普通のご家庭ではありえないかもしれないですが
うちでは知育ゲームは時間制限を設けていません。
やるべきことを済ませてからと寝る寸前以外は
自分たちの自由な時間はいくらでもやっていいことにしています。
小学校や幼稚園からもテレビやゲームは時間制限するように言われています。
私の両親からもかなり文句を言われます。
それでも私は変える気はありません。
制限を設けているご家庭のことを批判するつもりは全くございません。
ただうちの子にはこれがいいと私が判断しただけです。
与えるゲームの内容は基本的に知育ゲームと呼ばれるものと
うちの子供にとってメリットのあると思われるものと
子供の興味に沿ったものを選んでます。
例えば普通ならただの遊びになるだろう「桃太郎電鉄」なども
都市名、名産地、簡単な経済の仕組みなどをどんどん覚えてくれます。
工作や絵を描くことが好きな娘は版画アプリやお絵かきソフトで自分の世界を広げ
書くことの苦手な息子も次々と描いていっています。
元々算数にこだわりのあった息子も
ゲームで勝手に九九を覚え割り算をマスターしました。
娘に診断が付く前からなんとなく視覚に訴えた方がよく理解していることには気づいていました。
なので最初は楽しい知育DVDを選んで見せていました。
ひらがな、数の数え方、カタカナを覚えるものです。
それと同時に牛乳パックで文字カードを作り、かるたのように一緒に遊んでいました。
すると驚いたことに当時1歳でまだしゃべることができなかった息子が
言った文字のカードを持ってくる!
「え?字が読めるの?」
まさか言葉の遅い息子が文字を理解しているとは思いもよりませんでした。
娘と一緒にDVDを見ているうちに覚えたようです。
息子は天才じゃなかろーか!!と親バカ丸出しで喜んだのですが
後にそれはハイパーレクシア(過読症)という発達障害に見られる特徴の一つと知りました。
「子供好みの方法で教えればなんぼでも覚える」コマンドを手に入れた私は
アホの一つ覚えのように子供が楽しく勉強できるものを探しては与えるようになり現在に至るわけです。
興味を持つものを与えれば本当におもしろいほど伸びてくれます。
この状況を周りはあまりよく思わないようで、周りから言われたことは
「そんなことばっかりやらせてるから発達障害になるんじゃないの」
いいえ、発達障害は生まれもった脳の機能の違いと言われています。
発達障害だからこそこの方法を選んだつもりです。
「ゲームばかりやらせてるから目が悪い」
確かにうちの子たちは眼鏡をかけています。
しかしこれは弱視で2〜3才頃までに、乱視、遠視の眼の屈折異常があったために、
脳の視神経が十分に発達しなかったのが原因と言われていてゲームには関係ありません。
ただ、適度に休憩を入れさせたり、周りの明るさや目との距離には気を付けています。
今はほぼ弱視も取れ遠視と乱視のみです。
「家の中でゲームばっかりやらせるよりは外で体を使って遊んだ方がいい」
はい、毎日1時間以上は外で体を動かしていますし、多動の娘は家の中でも充分暴れています。
「画面が相手じゃ人と上手に付き合えるようにならない」
画面相手にしてるから社会性に乏しいわけではなくて・・・
元々発達障害は人と上手に付き合うのが苦手なのです。
社会性は日々別のことで少しずつトレーニングを重ねていますし、
人付き合いという曖昧な状況の中で(この曖昧さが特に苦手)日々子供達はストレスを抱えています。
ゲームの中にある確実性は彼らにとってストレスの解消になっているようです。
一時期「ゲーム脳」と言う言葉がはやり、身内からもよく「ゲーム脳になる」などと注意されました。
さて、ゲーム脳ってなんでしょう?
自分なりに調べてみた限り、科学的根拠はかなり怪しそうでした。
どうも「ゲーム=人間を堕落させる遊び」というイメージだけが先行しているように思います。
子供達は学校に行き嫌でも勉強をしなくてはなりません。
その勉強をするのに遊びを取り入れ、より楽しくやっていくことの何がいけないのか?
そこには「勉強=苦しい努力」がないと許されないと思っている人が多くいるように感じます。
逆に「そんなに勉強ばかりさせるんじゃない」と説教されたこともあります。
確かに5歳の子供が3ケタの割り算や分数をやっているのは気持ち悪いのでしょう。
でもこれは本人が興味を持ったことを教え、自らやりたがった結果です。
彼にとっては楽しい遊びなのです。
私にとっては娘が国旗博士であるのとなにも変わらないように感じます。
子供って電車博士だったり、ポケモン博士だったり。それと同じなのです。
とにかく周りの「普通じゃないといけない」という声には正直疲れ果てることも多いです。
そこはきっぱりと
普通の子じゃないから普通に育てる気はないですよ☆
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